「プログラマーの仕事内容のイメージが湧かない…」
そんな疑問を解決するために、プログラマーの仕事内容を専門用語抜きで分かりやすく解説していきます。
これを読めばプログラマーがどんな仕事をしているのかイメージできるようになると思います。
難しい言葉は使っていないので安心して読んでください。
他には、
- あなた自身がプログラマーになれるのか?
- プログラマーの仕事に将来性はあるのか?
という疑問についてもお答えしているので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
プログラマーの仕事内容とは?

プログラマーってどんなことをする仕事なんですか?
えっ?プログラムを書くのが仕事じゃないの?
確かにそうだけど、それだと何をする仕事かよく分からないですよね。
もっと単純に言うなら…
人々の生活をより楽しく便利にすること
これがプログラマーの仕事になります。
もう少し具体性を上げるなら
- 仕事の効率をアップさせる
- 移動を早く安全にする
- 普段の生活を便利で楽にする
- 余暇をより楽しく過ごせるようにする
これらを実現することがプログラマーの仕事になります。
プログラムが使われている具体例
それでは、もっとイメージが沸くように、それぞれの仕事について具体的な例をご紹介します。
仕事の効率をアップさせる
仕事の効率をアップさせる具体的な例としては、産業ロボットが挙げられます。
例えば、工場のライン作業で使われるロボットは、食品や電化製品の生産など、色々なところで使われています。

これらのロボットの細かい動作はすべてプログラムで制御されています。ロボットを使うことで、危険な作業や繰り返しの作業を「早く」「正確に」、そして、「安全に」行うことができます。
このように、プログラムは、仕事の効率や安全性をアップさせて、生産性を上げることに使われています。
移動を早く安全にする
プログラムは移動を早く安全にすることにも使われています。
例えば、まだ発展途上ではありますが、車の自動運転や自動ブレーキには、プログラムが使われていますが、車の運転をプログラムで補助することで人的なミスによる事故を減らすことができます。

他には、電車や飛行機など、人が運転している機械も、その中では様々なプログラムが動いて運転の手助けをしています。
このようにプログラムを使うことで、早く安全に移動をすることができるようになります。
普段の生活を便利で楽にする
私達の身の回りでもプログラムはたくさん使われています。
例としては、家電製品が挙げられます。
例えば、お風呂の湯沸し機は、ボタンを押せば自動で丁度良い温度のお風呂を入れてくれますよね。

他にも、洗濯機はボタンを押せば自動で洗濯をしてくれるし、エアコンもボタンを一つ押すだけで自動で部屋の温度を調節してくれます。
これらは全てプログラムを使うことで実現しています。
更に最も身近な例としては、スマホが挙げられます。あなたが今、使っているスマホもプログラムが動くことで動作しています。この記事を読んでいるWEBブラウザでさえもプログラムによって作られています。
このように世の中にある便利な物の多くは、プログラムによってつくられています。
余暇をより楽しく過ごせるようにする
プログラムは生活を便利にするだけでなく、余暇を楽しむことにも使われています。
例えば、PlayStationやSwitchのゲームを作るにはプログラムが必要です。

スマホゲームもパソコンゲームもプログラムにより作られています。更には、アミューズメントパークのアトラクションにもプログラムが使われています。
まとめ:プログラマーの仕事とは?
周りを見回してみると、ありとあらゆる所でプログラムが使われていることに気づくと思います。
プログラマーの仕事はこれらの製品のプログラムを作ることです。
そして、プログラムを作ることで人々の生活をより楽しく便利にすることがプログラマーの仕事になります。
プログラマーって楽しそうな仕事ですね!
あなたはプログラマーになれるのか?

僕もプログラマーになれるんですか?
もちろんなることができますよ!
プログラマーの仕事内容についてイメージできた所で、次に疑問なのは、あなたが実際にプログラマーになれるのかということですよね。
この答えは「なれる」になります。趣味としてプログラミングをするだけなら今すぐなることもできるし、仕事としてプログラマーになることも可能です。
それでは、なぜあなたはプログラマーになることができるのか、その理由をお話します。
プログラマーは特別な人間ではない!
プログラマーと言うと、
- 理系
- 特別なスキルを持っている
など、特別な条件が必要と考えるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
理系でなくてもプログラマーになれる
私は文系の大学出身、且つ、独学でプログラミングを勉強しましたがプログラマーになることができました。更に私の同僚にも文系出身のプログラマーはたくさんいます。
もう一つ、転職活動中にいくつかの会社の採用担当者の方に話を聞いたのですが、新卒の場合、プログラミングとは無関係な学部、且つ、未経験者でもプログラマーとして採用することはあるという話を聞きました。
中途採用に関しても、前職がプログラマーではない未経験者をプログラマーとして採用したことがある会社もありました。
ここからもプログラマーを目指すのに学部は特に関係ないことが分かるかと思います。
プログラマーに特別なスキルは不要
スキルに関しても、プログラマーと言えば、
- 論理的思考
- 高度な数学の知識
などが必要と言われますが、実はそんなことはありません。
■ 論理的思考は自然に身に付く
論理的思考とは、物事を順序立てて考えていくことで、これはプログラマーに必要なスキルになります。ただ、プログラマーに必要な論理的思考は、プログラミングをする中で自然に身に付いていきます。
論理的思考は、プログラマーになるために学ぶものではないということです。そのため、事前に必要なスキルではありません。
■ 高度な数学を使う仕事ばかりではない
高度な数学の知識に関しては、細かいデータ解析や複雑な計算をするプログラムを開発する場合は必要になりますが、プログラマーの仕事はそのような高度な計算をするものばかりではありません。
むしろ高度な計算が不要な開発の方が多いくらいです。そのため、高度な計算が不要な仕事を選べば高度な数学の知識は不要になります。
プログラマーを目指すなら今すぐ勉強を始めよう!
以上の理由からプログラマーは誰にでもなるチャンスはあると言うことができます。
ただ、これはプログラミング未経験者が誰でも簡単に就職できるという話ではありません。
新卒でも中途でも、ある程度のスキルが見についている方が就職では確実に有利になるし、ある程度の経験を要求されることもあります。
そのため、プログラマーを目指すのであれば、独学でもいいので、今すぐに勉強を始めることをオススメします。
プログラマーの仕事はきついこともある
プログラマーはきついと感じることもある仕事です。そのため、誰もがプログラマーに向いているとは限りません。
適正の低い人がプログラマーになると、仕事がつらいと感じるだけでなく、体調を崩してしまう恐れがあります。
プログラマーを目指すのであれば、こちらでプログラマーのきつさや適正診断もできるのでぜひ参考にしてください。

プログラマーに将来性はあるのか?

プログラマーになる人はたくさんいるって聞いたんですけど、将来的に仕事が無くなったりしませんか?
未来のことなので断定はできませんが、無くなることは無いと思いますよ。
「プログラマーになって将来性があるのか?」
これも気になることですよね。
「プログラミングはたくさんの人がやっているし、今から自分が覚えてもプログラマーの仕事は無いんじゃないの?」
そんな不安を持つかもしれませんよね。でも、そこは安心しても大丈夫です。プログラマーにはまだまだ将来性はあります。
その理由としては、
- 仕事の種類が多い
- プログラマーはやめる人が多い
- 調査結果で人手不足となっている
という3つの理由があるからです。
仕事の種類が多い
プログラマーに将来性があると言える最初の理由は、仕事の種類の多さです。
プログラマーと言っても、ゲーム、家電、ロボット、WEBサービスなど、色々な物を作る仕事があります。
今、周りを見回してもプログラムを使っている製品はすぐに見つかりますよね。プログラミングはそれくらい生活に必要な技術です。
その技術が果たしてすぐになくなるでしょうか?どちらかと言うと、もっと増えていくとは思いませんか?
生活を便利にする多くの物にプログラムが使われていることを考えれば、プログラミングというスキルがこの先すぐに無くなることは考えにくいです。
■ プログラマーの求人も多い
実際に、求人サイトを見てもプログラマーの仕事はたくさん掲載されています。
プログラマーの場合、正社員だけでなく、フリーランスの案件としても多くの仕事が見つかります。
また、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングでもプログラミングの仕事依頼はたくさんあります。
更に言うと、プログラミングは、例え自分が出来ても「時間が掛かるので誰かにお願いしたい」と考える人も多くいます。
それらを考えてもプログラマーの仕事は今後まだまだ増えていくと考えられます。
プログラマーはやめる人が多い
プログラミングの仕事が将来的にもなくならない2つ目の理由は、プログラマーはやめる人が多いからです。
ここで言う「やめる」とは、嫌になってやめるという意味ではありません。
プログラマーのキャリアを活かした仕事には、「システムエンジニア」というプログラマーの仕事を管理する仕事があり、それに転身していく人がたくさんいるということです。
プログラマー | プログラミング担当 |
システムエンジニア | プログラマーの仕事の管理 |
というイメージです。
プログラマーの中にはシステムエンジニアを目指す人も多くいます。つまり、プログラマーは、なる人も多いけど、止める人も多いという事です。
そのため、プログラマーは人が溜まりにくい構造になっています。
調査結果で人手不足となっている
プログラミングの仕事が将来的にもなくならない最後の理由は調査結果です。
2019年3月に経済産業省が公表した「IT人材の需給に関する調査報告書」によると、2030年には最多で約79万人のIT人材が不足するという試算になっています。
以下が引用です。
今回の試算における標準的な条件を、生産性上昇率「0.7%」とした場合、IT需要の伸びが「高位」の条件では、IT人材に対する需要が供給を大幅に上回り、78.7万人の需給ギャップが生じるが、IT需要の伸びが「低位」の条件では、需給ギャップの規模は16.4万人になると試算される。また、その中間であるIT需要の伸びが「中位」の条件では、44.9 万人の需給ギャップが生じると試算される。
- IT 人材需給に関する調査 - 調査報告書 – 経済産業省(P17)
内容が難しい資料なので、詳しい条件の説明については省略しますが、この79万人という数値は様々な条件を考慮した最多のケースです。ただ、少ない場合でも約16.4万人は不足するという試算になっています。
将来は分からないので、実際はもっと低い数値になる可能性も当然あります。資料にも条件によっては需要の方が高くなるケースも試算されています。
ただ、現段階で少なくても16.4万人の不足という試算から考えても、IT分野の仕事量が少なくなることは考えにくいと思います。
IT人材の中にはプログラマーも含まれています。つまり、将来的にプログラマーの仕事が不足する可能性も低いということです。
以上、3つの理由から、プログラマーは現在も将来も仕事が無くなる可能性は低いと言うことができます。
今更、プログラマーを目指しても遅いという意見を聞くこともあると思いますが、プログラマーを目指してみたいと思うのであれば、そんな意見は気にせずチャレンジしてみてください。
まとめ
それではまとめになります。
- プログラマーの仕事内容は人々の生活をより楽しく便利にすること
- 生活のあらゆる場所でプログラムは使われている
- プログラマーになるのに特別なスキルは不要!誰でもなることができる!
- プログラマーは人手不足、将来的にも仕事はある可能性が高い!
プログラマーの仕事内容のイメージは湧きましたか?
プログラマーというと
- きつい
- 残業が多い
- 過酷な労働環境
などマイナスなイメージを聞くことも多いと思いますが、実際に仕事をしているとそうでもありません。
責任感や一時的な長時間残業など体力的、精神的にきつい面もありますが、それを忘れるくらいの達成感や楽しさを感じることができる仕事です。
繰り返しになりますが、プログラマーの仕事は「人々の生活をより楽しく便利にすること」です。
「自分が作った物が世の中を変えていく」
そう考えるとワクワクしませんか?
もしプログラマーに少しでもなってみたいと思うのであればぜひチャレンジをしてみてくださいね。