未経験からプログラマーになるにはポートフォリオが必要?
必要ならどんな物を用意すれば良いの?
ここではプログラマーのポートフォリオに関するこのような疑問についてお答えしていきます。
ポートフォリオを作るメリットについても書いているのでぜひ最後まで読んでくださいね!
未経験からプログラマーになるのにポートフォリオは必要か?
未経験からプログラマーを目指す場合でもポートフォリオは必要なんですか?
未経験でも必要ですね!もう少し詳しくお話しますね。
ポートフォリオと言うと、経験者が実力を示すために作った作品というイメージがありますが、プログラミング未経験からプログラマーを目指す場合でもポートフォリオは必要です。
理由は、2つあります。
1つは、ポートフォリオを持つことで自分の実力を企業に伝えることができ、就職に有利に働くからです。
もう1つは、近年ではプログラマーの転職はポートフォリオを提出することが一般的になってきており、ポートフォリオが無いとエントリーすらできなかったり、他の人と比べて評価が下がることもあるからです。
ポートフォリオは、あなたが勉強をしてきた努力の証になります。
そのため、その熱意を伝えるためにもポートフォリオは作成するようにしましょう。
「20代はポートフォリオはなくても大丈夫」は本当?
20代ならポートフォリオは要らないという話を聞いたことがあるんですけど、本当なんですか?
そういう会社もあるかもしれませんが、基本的にはあった方がいいですよ!
企業の中には、「人柄が大事!技術は後からいくらでも身に付く」と考えている会社もあります。
そのような会社の場合、年齢が若ければ、未経験でも将来性を買って採用されることもあります。
ただ、プログラミング未経験、ポートフォリオ無しで採用されるには、他の技術、人柄、コミュニケーション能力など、プログラミング以外の何かが優れていることが重要です。
もし年齢が若くて、そのような要素を持っているならすぐに就職活動を始めてみるのも良いですが、それでもポートフォリオがあった方が採用される可能性は高くなります。
30歳を過ぎているならポートフォリオは必須
30歳を過ぎて未経験からプログラマーを目指すならポートフォリオは必須になります。
理由は、30歳を過ぎたら将来性よりも経験を求められるからです。
未経験の場合、プログラマーとしての経験が無いので、職務経歴書で技術力を証明することはできません。
そのため、技術力を証明するためにポートフォリオが必須となってきます。
しかも、ただ作れば良いわけではありません。
30歳を過ぎて未経験からプログラマーを目指すのであれば、あなたは採用した方が良い人材だと感じてもらえるポートフォリオが必要です。
そのため、ただ作品を提出するだけではなく、ポートフォリオサイトにするなどして、技術力とプロフィールを合わせてアピールできるようにする必要があります。
それでは次は、プログラマーのポートフォリオはどんな内容にするべきかについてお話していきます。
プログラマーのポートフォリオはどんな内容にするべきか?
ポートフォリオってどんな物を用意したらいいんですか?
これと決まった物は無いですけど、技術力が分かる物がいいですね!
ポートフォリオは自分の実力を伝えるためのツールです。
そのため、あなたの「今の」実力が分かる物を用意しましょう。
具体的には、
- 制作物(アプリケーションやWEBサイト)
- ソースコード
- ブログやSNSなどの情報発信
これらがポートフォリオになります。
ただ、基本的には実力さえ分かればどんなものでも構いません。
採用する側としても、求めるスキルを持った人材が欲しいのであって、ポートフォリオが欲しいわけではありません。
そのため、あなたの実力と人間性が簡潔に分かるような物を用意しておくようにしましょう。
ポートフォリオは具体的にどれくらいのレベルの物が必要か?
どれくらいの技術力を示したらいいんですか?
それは会社にもよりますね!ただ、ある程度の基準はありますよ!
プログラマーのポートフォリオに必要なレベルは例えばソースコードであれば、
- インデントが整えられている
- 適切なコメントがある
- 命名規則が明確で分かりやすい
- プログラムの構成が分かりやすい
など、読む人に配慮されたプログラムになっていることが重要です。
理由は、プログラマーの仕事はチーム開発がほとんどであり、開発をする時に、この人となら安心して仕事ができると感じでもらうことが重要だからです。
読みやすいコードを書く技術が無い場合は、以下の書籍が参考になります。
リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)
プリンシプル オブ プログラミング 3年目までに身につけたい 一生役立つ101の原理原則
他には、
WEBプログラマーであれば、
- CRUD処理が入っている
- ログイン機能がある
- テストが実装されている
など、より現場に近いレベルの技術が搭載されていることも大事です。
ありきたりのアプリではポートフォリオにならないのか?
勉強し始めの時に作った作品はポートフォリオになるんですか?
もちろんなりますよ!でも、アピール効果としては小さいかもしれませんね…
例えば、WEBアプリなら掲示板やTwitterクローン、ゲームならブロック崩しや簡単なシューティングゲームなど、学習の初期段階で作るようなアプリはポートフォリオになるのでしょうか?
これに関しては、個人的な意見ではポートフォリオになると思います。
ただ、アピールするには不十分です。
これらのアプリは担当の人も見飽きているので、提出したところでスルーされる確率が高いでしょう。
実力をアピールをするなら、オリジナリティがあり、技術力を感じさせるような作品を作る必要があります。
ただ、あなたが作ったアプリは、あなたが必死で勉強をした証です。
そのため、勉強の初期段階で作ったアプリは努力の証としてポートフォリオの一部にするのは問題無いと思います。
ポートフォリオはどのように提出したらいいのか?
プログラマーのポートフォリオの提出方法は、企業から指定があればその方法に従いましょう。
もし指定が無い場合は、WEBサービスならURLを提出したり、ソースコードであればGitHubのURLを提出する方法が一般的です。
他には、ポートフォリオサイトという、あなたのポートフォリオをまとめたサイトを作り、そのURLを提出する方法もあります。
ポートフォリオが複数ある場合はポートフォリオサイトを作った方がキレイにまとめることもできるし見栄えも良くなります。
ポートフォリオサイトの場合、あなたのプロフィールや作品の紹介ページを作ることもできるので、興味を持ってもらった場合、より多くの情報を伝えることができます。
他には、紙で提出する方法もありますが、最近ではオンライン面接も多いので、よぼとのことがない限りは上記2つのどちらかで大丈夫でしょう。
未経験者がポートフォリオを作るメリット
それでは、ここからは未経験者がポートフォリオを作るメリットをご紹介します。
未経験がポートフォリオを作るメリットは以下の4つです。
- 実力を伝えるため
- 本気度を伝えるため
- 話を盛り上げるため
- プログラマーになりたいか再確認するため
実力を伝えるため
最初のメリットは実力を伝えるためです。
ポートフォリオの本来の目的がこれになります。
未経験の場合、プログラマーとしての経歴が無いので、技術力をアピールするにはポートフォリオしか方法がありません。
そのため、未経験者にとってポートフォリオは、作るだけで大きなメリットになります。
ポートフォリオを使って的確に実力を伝える方法
ポートフォリオを通じてあなたの実力をより的確に伝えるためには、ただ作品を見せるだけではなく、
- どこに力を入れて開発をしたか
- 苦労した部分
- 見てほしい部分
が分かるように解説をする必要があります。
そのため、作品についての説明も一緒に提出するのが理想的です。
ポートフォリオサイトであれば、作品の説明記事を作成することで、作品の説明も一緒に伝えることができます。
本気度を伝えるため
2つめのメリットはあなたの本気度を伝えることができることです。
プログラマーになりたいという人の中には、
- 楽そうだから
- 在宅ワークができるから
- 給料が高いから
といった目的で目指す人もいます。
そのような人がポートフォリオ作りをすると、大変さから手を抜いたり、諦めてしまうことも多いでしょう。
もしあなたがオリジナリティ溢れるポートフォリオを作ったとしたら、それはあなたが本気でプログラマーを目指している証明になります。
想いを言葉で言うよりも行動で示した方が効果はあります。
あなたの行動力と本気度を見せるためにもポートフォリオは役に立ちます。
話を盛り上げるため
3つ目のメリットは、話を盛り上げるためです。
ありきたりのポートフォリオを作っていては、面接官も質問の内容に困ってしまいます。
場合によってはネガティブな質問をされることもあるでしょう。
しかし、ポートフォリオにオリジナリティがあり、興味を持たれる内容になっていれば、自然とポジティブな質問も多くなり、話も盛り上がりやすくなります。
話が盛り上がれば、開発中の苦労や作品に対する想いを伝えるチャンスも出てくるし、それがあなたの人柄を伝えることにも繋がります。
オリジナリティのあるポートフォリオは、自分の実力を証明するだけでなく、面接を楽にする効果もあるということです。
プログラマーになりたいか再確認するため
4つのメリットは、あなた自身がプログラマーになりたいか再確認するためです。
高品質なポートフォリオは作るのが大変です。
それはプログラマーとして仕事をすることに近いものがあります。
もしあなたがポートフォリオ作りを楽しめないのであれば、それは将来、プログラマーになっても仕事が楽しめない可能性があるということです。
「本当にプログラマーになるか再確認する」という点においてもポートフォリオは作成するメリットがあります。
質の高いポートフォリオをいち早く作る方法
未経験の場合、独学で高品質なポートフォリオを作るのは困難です。
理由は、技術力が高いと感じるポートフォリオは、現場レベルの技術が搭載されている必要があり、現場レベルの技術は独学では学ぶことができないからです。
そのため、高品質なポートフォリオを作るには実際にプログラマーとして製品を開発したことのある人の意見をもらいながら作る必要があります。
どうやって教えてもらえばいいんですか?
一番簡単な方法はプログラミングスクールを使うことですね。
プログラミングスクールの中には転職サポートがあり、ポートフォリオ作成に力を入れているスクールもあります。
そういうスクールを利用することで独学するよりも効率良くポートフォリオを作成することができます。
例えば、RUNTEQはポートフォリオを作ることに力を入れているプログラミングスクールの1つです。
現役エンジニアが講師を努めているので、卒業生たちの作品はどれも現場レベルの技術が備わった高品質な物になっています。
RUNTEQの卒業生には、スタートアップ企業へ転職を成功させている人も多数います。
まだ世の中にない新製品を開発する企業のこと
20代後半、特に30代未経験からプログラマーを目指すのであれば、技術力の証明は必須になります。
かと言って年齢の壁もあるため勉強に時間を掛けることはできません。
そのため、プログラミングスクールを使っていち早く技術を学び、転職活動を始めることがプログラマーになれる可能性が一番高く、最短ルートのになります。
以下がRUNTEQ公式サイトのURLになります。
ポートフォリオはWEBサイト形式が良い
最後にポートフォリオの形式について個人的な意見を書かせていただきます。
個人的には、ポートフォリオを持つならWEBサイト形式で持つのがオススメです。
理由は
- WEBサイト自体がポートフォリオになる
- 複数の作品を掲示できる
- 作品の説明ページを作ることができる
- プロフィールも掲載できる
など、色々とメリットがあるからです。
WEBサイトを作るのは面倒と考えるかもしれまそんが、今ならノーコードツールを使えば簡単にWEBサイトを作成することができます。
例えば、WixはとてもWEBサイト作成の有名なサービスです。
>>Wix
驚くほど簡単にキレイなWEBサイトを作成できます。
より多くの情報を的確に伝えるためにもWEBサイトによるポートフォリオは有効です。
他の人と差別化することもできるのでぜひ検討してください。
まとめ
それではまとめになります。
- 未経験からプログラマーになるには、ポートフォリオが必要!
- 特に30代未経験でプログラマーを目指すならポートフォリオは必須となる。
- ポートフォリオは自分の実力が分かる内容の物を提出する。
- ポートフォリオの内容は、一緒に仕事をしても大丈夫と思えるレベルの物にする。(現場レベルの技術が搭載されていることが望ましい)
- オリジナリティが高い制作物でないとアピール力は乏しい
- 高品質なポートフォリオを最短で作るには、プログラミングスクールを使わないと難しい。
- ポートフォリオはWEBサイト形式にすると差別化しやすく情報もまとめやすい
以上になります。
正直、ポートフォリオは作るのは面倒です。
ただ、持っていると何かと便利です。
例えば就職活動だけでなく、フリーランスになった時、案件を獲得するのにも役立ちます。
また、他にはエンジニア間の交流があった時も名刺代わりにポートフォリオを活用することもできます。
一度作ってしまえば、ずっと2回目以降必要になった時もかなり楽をすることができます。
自分の技術を棚卸しするつもりで作成してみてはいかがでしょうか?