プログラミング、全然分からない…難しい…
プログラミングの勉強は挫折の連続です。一つ問題を解決したらまたすぐに分からないことが出てきます…
私もここまで来るのに何度も挫折したのでその気持ちがすごく分かります。今でも、もちろん挫折することはありますが、ある一つの力が身に付いたことで、挫折する回数が格段に減りました。
今回は、私がプログラミング学習の中で身に付けたその力と、その力を身に付ける方法をご紹介します。
ここに書かれていることを実践すれば挫折する確率がかなり下がります!無料で実践でできる方法なので、最後まで読んでぜひ一度試してみてください!
プログラミングで挫折しないために必要な力とは?
プログラミングで挫折しないために必要な力、それは
検索力
です。
検索しても答えが見つからないから困ってるんですよ…
検索のやり方にコツがあるんですよ。
ガッカリな答えでしたか?でも、閉じるのは少し待ってください。
これまでプログラミングの勉強をしてきたのであれば、少なからず検索をして答えを探してきたのではないかと思います。でも、なかなか解決できない。だから困ってるんですよね。
検索をする時に大事なのはちゃんと答えを探せるようになることです。
今、あなたが検索しているにも関わらず挫折しているということは、検索しても答えにたどりつけていないということです。
つまり、答えにたどり付ける検索方法が解れば挫折をしなくなるということです。
では、どのようにすれば答えにたどり付ける検索ができるのか?
それには
専門用語で検索をする
これがとても大事になります。
専門用語で検索をすると答えを見つけやすい!
なんで専門用語で検索をするといいんですか?
Webサイトの記事が専門用語を使って書かれているからですよ!
なぜ専門用語で検索をすると問題が解決できるのか?
その理由は、ネット上の記事が専門用語を使って書かれることが多いからです。
例えば、C#で配列を作り、最初から値を入れておく方法を調べるとします。
この時「C# 配列 値を入れる」と調べると、「配列を作る時に値を入れる方法」と「配列を作った後に値を入れる方法」の両方が対象となります。
しかし、C# 配列 初期化」と調べる、「配列を作る時に値を入れる方法」に限定することができます。
この場合、「初期化」という専門用語を使って調べることで情報を選別したことになります。
これは簡単な例になりますが、専門用語を使って調べた方が、より早く確実に目的の解決策にたどり着くことができます。
なぜ記事は分かりにくい専門用語を使って書くのか?
専門用語を使うって親切じゃないですよね…
いえいえ、専門用語を使うことで分かりやすくなるんですよ!
専門用語は、話し手と聞き手がお互いに共通認識をするためのツールみたいなものです。専門用語を使わないと話が通じなかったり、誤解されてしまう可能性もあります。
また、専門用語を使うことで余分な説明を除いて記事を簡潔にすることもできます。WEBサイトの記事は、色々な人に一方的に話しかける内容になるので、誤解が無いように専門用語が使われていることが多いです。
このような理由から、専門用語を知り、それを使って検索をすることで、早く正確に目的の情報にたどり着くことができるようになります。
あなたと同じ内容で悩んでいる人は必ずいる!
専門用語で調べるのは分かりましたけど、私と同じ問題で悩んでる人なんているんですかね?
その点は心配しなくても大丈夫ですよ!
あなたが悩んでいることは他にも必ず悩んでいる人がいます。プログラミングを始めたばかりであれば特にです。必ず同じ問題で悩んでいる人はいます。そして、その中にはWEBサイトに解決策をアップしてくれている人もいます。
あなたが問題が解決できないのは、そのWebサイトにアップされた解決策にたどり着けていないだけです。そして、解説策にたどり着けないのは、適切な言葉で検索ができていないからです。
専門用語を使って検索をするようになると、解決策にたどり着く可能性が高くなります。結果として、より高い確率で問題を解決することができるようになります。
ベテランの方が挫折しない理由は?
分からないことがあるのはベテランも初心者も同じです。では、なぜベテランは挫折することが少ないのでしょうか?
その理由は問題が起きた時に解決策にたどり着く方法を知っているからです。
ベテランプログラマーは当然たくさんの専門用語を知っています。そして、意識せずに自然と専門用語を使って検索をします。そのため、解決策に早くたどり着くことができるのです。
実際に私もプログラミングの経験値が上がると共に問題の解決が早くなっていきました。
しかし、新しい言語を勉強する時は、専門用語が分からないので、今でも解決策を見つけるのに苦労することもあります。
プログラマーは一人で問題を解決する力がとても大事です。専門用語による検索は一人で問題を解決する練習にもなります。
あなたも専門用語を覚えて、適切な語句で検索をすることができれば、挫折の原因となる多くの問題を解決することができるようになります。
これは1円も掛からず今すぐできることなので、ぜひチャレンジしてみてください。
検索力を付ける方法
それでは、次は検索力を付ける方法をご紹介します。
検索力を付けるには専門用語をたくさん知り、専門用語を使ってたくさん調べることが大事です。これにより専門用語で調べるコツが分かって検索力が付いてきます。
専門用語で調べるって言われても、そもそも専門用語の調べ方がわかりません…
プログラミングを始めたばかりはそうですよね。それでは専門用語の調べ方をご紹介しますね。
それではここからは専門用語の調べ方を具体的に紹介します。
専門用語の調べ方は
- 文法についての専門用語
- プログラムの書き方についての専門用語
この2つで検索の仕方が変わってきます
文法についての専門用語の調べ方
文法についての専門用語は、参考書や初心者向けのWEBサイトで調べましょう。
WEBサイトの場合、「C言語 入門」「ruby 文法」のように「言語名+入門」、「言語名+文法」と検索すると各言語の文法を紹介しているサイトが見つかります。
今、勉強している教材があるならそれでもOKです。文法を勉強しながら一緒に専門用語を覚えていきましょう。
文法の学習となると、どうしても文法の書き方や使い方を重視しがちですが、専門用語を知っていれば書き方や使い方はあとからいくらでも検索ができます。
専門用語は検索キーワードとしてとても役に立つので、可能な限り覚えて、検索で活用できるようにしましょう。
プログラムの書き方についての専門用語の調べ方
「プログラムの書き方」というのは、例えば
1, 10, 2, 8, 5, 7, 3
これらの数字を小さい順に並び変えるプログラムの作り方が分からない、というように何かを実現する方法が分からないことを指します。
実戦形式で勉強をしていると、このような問題が頻繁に起こります。
このような場合は、自分で思いつく言葉をベースにして検索をしていきます。この例で言うと、「ruby 数字 並び替え」というように検索をすることが想像できます。
そうすると、検索結果の記事の中で専門用語を使って解説をしているWEBサイトが見つかります。そこから専門用語を覚えていきましょう。
今回の例で言うと、数字の並び替えはプログラミング用語で「ソート」と言われています。
専門用語を覚えたら、そこから「ruby 数字 ソート」と調べればより早く適切な答えが発見できるようになります。
検索で調べるのは最初は大変!
お気づきかもしれませんが、この検索力を付ける方法は、専門用語が分からないうちは大変です。
しかし、慣れてくると検索スピードが上がって簡単に解決策が見つかるようになります。
これまでも学習をする中で色々と検索をしたと思いますが、その時はあまり専門用語は意識していなかったかもしれません。
でも、今日からは専門用語を意識して検索してみてください。1ヶ月もがんばって続けていると、かなり調べるコツを掴んでくると思いますよ。
繰り返しになりますが、あなたと同じことで悩んでいる人は必ずいます。「絶対に答えはある!」という強い気持ちで粘り強く調べることが重要です。
検索を使ってエラーを解決する手順
ここまでは検索でプログラミングの問題を解決する方法をご紹介しました。
ただ、中には、専門用語だけでは検索で解決できない問題もあります。
それはプログラム作成中のエラーです。
次は検索を使ってプログラム作成中のエラーを解決する手順をご紹介します。
エラーを解決する検索方法
プログラムを書いているとエラーが解決できなくて困るんだよね…
僕もエラーが解決できなくて1日悩むとかよくあります…
エラーを解決するには検索の仕方にコツがあるんですよ。
エラーが解決できない原因は、
- 英語で書かれたエラーメッセージを理解できない
- エラーメッセージは日本語だけど、文章が意味不明で理解できない
- エラーが多すぎてやる気が無くなる
- 動作中に原因不明のエラーが出る
このどれかだと思います。私もこれら全てで挫折しかけた経験があります。
このうち「①英語で書かれたエラーメッセージを理解できない」と「②エラーメッセージは日本語だけど、文章が意味不明で理解できない」は検索で解決することができます。
「③エラーが多すぎてやる気が無くなる」と「④動作中に原因不明のエラーが出る」は、検索よりもエラー解決のコツを知ることが大事になります。
それではそれぞれの解決法をご紹介します。
1. 英語で書かれたエラーメッセージを理解できない
プログラマーは英語を読む力が必要とも言われています。
理由は英語で書かれたエラーメッセージや情報サイトを読むためです。
ただ、英語は苦手な人も多いですよね。そんな時はGoogle翻訳を使ってしまえば大丈夫です。
英語で書かれたエラーメッセージは、日本語にしてしまえば理解できることも多いです。そのため、英語のエラーメッセージは、まず日本語にして内容をじっくり読んでみましょう。
■ 日本語にしても理解不能ならエラー番号で調べる
エラーメッセージを日本語にしても理解できない時は、エラー番号を使って検索をしてみましょう。
多くの開発ツールは、エラーが出た時、エラー番号を付けてメッセージを出力をしてくれます。
これはVisual Studio Communityという開発ツールのエラーメッセージになりますが、「CS1513」という番号がエラー番号になります。
このエラー番号は解決方法を検索をする時にとても貴重な情報になります。
この場合、「Visual Studio Community CS1513」というように、開発ツール名とエラー番号を組み合わせて検索をすると、エラーが発生する原因と解決策についてのWEBページを見つけることができます。
■ エラー番号だけでは答えが出ない時
もし、エラー番号だけでは解決できない時は、エラーメッセージでそのまま検索してみましょう。
この例なら、「error CS1513: } が必要です」と検索をするということです。
TeratailやStack Overflowなどの質問サイトでは、質問をする時にエラーメッセージをそのまま投稿する人が多くいます。
そのため、もし同じエラーで苦しんでいる人が質問をしていれば、エラーメッセージで検索をすることで、質問サイトの回答にヒットする可能性が出てきます。
私の過去の経験から言うと、エラーメッセージで調べると、ほとんどの場合、何かしらの解決策を見つけることができます。それくらいみんな同じことで悩んでいるということですね。
エラーメッセージによる検索はとても有効な方法なのでぜひ使ってみてください。
■ 検索結果は上位以外も目を通してみよう
検索結果を調べるときは、上位10位だけでなく、30位くらいまでは調べてみましょう。
全部のサイトの中身を見る必要はありませんが、検索結果のタイトルや概要を見て、答えが書いてありそうな記事はできるだけチェックをしましょう。
あなたのエラーが稀にしか起こらない現象の場合、情報が少なくて埋もれている可能性もあります。そのため、調べる時は30位くらいまでは調べてみることをオススメします。
2. 日本語だけど文章が難しくて理解できない
日本語の文章が理解できない時もまずはエラー番号で調べてみましょう。それでも分からなければエラーメッセージをそのまま検索してみましょう。
3.エラーが多すぎて理解できない
エラーが大量に発生してしまう場合は、検索よりも解決するコツを知ることが重要です。
コツとしては、まず最初に一番上のエラーを解決しましょう。
プログラムのエラーは、ほとんどの場合、発生した順番でメッセージを出力していきます。つまり、2つ目以降のエラーは、1つ目のエラーが原因で起こっている可能性もあるということです。
そのため、まず最初は一番上のエラーを解決するようにしましょう。一つを解決したら芋づる式に全て解決されることもよくあります。
■ 大量のエラーが出やすいパターンは?
それでは大量のエラーが発生することが多いパターンをご紹介します。
- C言語やJavaなど文末に「;」(セミコロン)が必要な言語のセミコロン忘れ
- 括弧の数の食い違い
- 関数、メソッドの閉じ忘れ
- 関連するソースファイルの内容に文法的な間違いがある
これらの場合、一つエラーが発生すると以降の文法が崩れて大量にエラーが発生することになります。
最初に一番上のエラーを解決する
これを知っておくだけでも大量のエラーが出た時に慌てることはなくなります。
■ コメントアウトを使って間違いの箇所を特定する
どうしてもエラーが解決できない時は、書いたコードをコメントアウトしながら原因を探る方法が有効です。
例えば
void main()
{
int a = 30, b = 100;
if ( a > 10 ) {
int c = 0 //←ここがエラー箇所
c = a + b;
printf( "c = %d", c );
}
}
これはC言語のプログラムコードになりますが、6行目の「int c = 0」の部分にセミコロンが無いのでエラーになります。
この場合、エラーメッセージで原因が分からなければ、少しづつコメントアウトをしてエラー箇所を探していきます。
例えば
void main()
{
int a = 30, b = 100;
// if ( a > 10 ) {
int c = 0 //←ここがエラー箇所
c = a + b;
printf( "c = %d", c );
// }
}
まず、if分をコメントアウトしてみました。
これでもまだエラーが出るのであれば、
void main()
{
int a = 30, b = 100;
// if ( a > 10 ) {
int c = 0 //←ここがエラー箇所
c = a + b;
// printf( "c = %d", c );
// }
}
次は「printf( “c = %d”, c );」をコメントアウトします。このようにコメントアウトを使って少しずつ処理を削っていき、エラーが出なくなる箇所を探るという方法です。
void main()
{
int a = 30, b = 100;
// if ( a > 10 ) {
// int c = 0 //←ここがエラー箇所
// c = a + b;
// printf( "c = %d", c );
// }
}
この例で言うと、6行目の「int c = 0」をコメントアウトするとエラーが出なくなります。つまり、そこに原因があると予想することができます。
プログラミングを始めたばかりのころは、一日かけて解決したエラーの原因が「1行、1文字」とか簡単なスペルミスだったということも多くあります。
そのようなイージーミスは、いくら注意しても絶対に起きてしまうので、起こさないようにするのではなく、いち早く原因を特定することが重要です。
そのためには、コメントアウトを使ってエラーの箇所を断定する方法はとても有効です。ぜひ試してみてください。
4. 動くけど途中でエラーが出てしまう
最後は、動作をしている途中にエラーが出て止まってしまう場合の対処法です。
「文法的には間違っていないけど、動かしたら原因不明のエラーで動かない」
これが一番解決が難しいエラーになります。
私もこれでよく悩みます…
私は最長で一つのバグを取るのに1ヶ月掛かった事がありますよ…
このような場合は、検索だけでは解決が難しいことも多いので、検索する前にどんな条件でエラーが出るのか調べる必要があります。
条件の特定には、先ほどお伝えしたコメントアウトを使う方法がオススメです。エラーが出る前と出た後のプログラムを比較して、エラーが出る前までプログラムを少しずつ戻しながら動作テストをしていきます。
コメントアウトをしながら動作テストをしていき、途中でエラーが出現しなくなれば、そこに問題があると特定することができます。
■ 問題の箇所が特定できたらエラーが出なくなる方法を探る
問題の箇所が特定できたら、エラーが出る条件を探りましょう。
具体的には、
- 変数の値を変える
- 動作タイミングをズラす
- 処理の順番を変える。
- 同じ意味の違うプログラムコードに書き換える
など、色々なことをテストしてみます。
エラーが出る場合と出ない場合の違いを見つけることが重要です。
かなり根気がいる作業になりますが、色々な可能性を頭の中で考えて、仮説と検証の繰り返しをしながら原因を特定していきます。
もし原因が特定できれば、あとは検索を使って問題の解決策を探すことができます。
■ どこまで戻してもエラーが出る場合
もしエラーが出なかった頃まで戻してもエラーが出る場合は、設定ファイル等が書き換わってエラーが発生した可能性もあります。
その場合は、もう一度プロジェクトを作り直してソースコードを移植していくことが一番簡単な解決策になります。
独学のメリットは作り直しの判断が自由にできることです。意味不明なエラーで悩み続けるくらいなら作り直した方が精神的にも楽です。開発工程の復習だと思ってやり直すことも検討してみてください。
■ それでも解決できないときは
それでも解決できない時は、お金を払って解決するのも一つの方法です。
例えばココナラでは「プログラミング教えます」という商品を出している方もいます。そのような方に相談をすることで問題点を解決することもできます。
値段にして数千円は必要になりますが、1回限りの出費なので、時間と知識を買うつもりで使ってみるのも一つの方法になります。
プログラミングはエラーとの戦い
プログラミングはエラーとの戦いです。
プログラミングを始めたばかりの頃は、エラーで足止めを喰らうことも多く、かなりツラい思いをすると思います。
しかし、エラーに慣れて、解決方法が分かってくると少しくらいのエラーでは動揺しなくなります。
また「動くけど途中で止まってしまう」というエラーに関しては、解決した時の達成感がものすごくあります。これは一度経験をしてもらうとものすごくわかると思います。
エラー解決の達成感を気持ちいいと感じることができるようになったら、エラーによる挫折とは無縁になれますよ!
どうしてもモチベーションが保てない時の対処法
ここまでは検索を使って問題点を解決し、挫折をしないようにする方法をご紹介しました。
それでは最後に、おまけとしてそれでも挫折をしそうになった時の対処法をご紹介します。
プログラミングで挫折する原因はモチベーションが保てないことです。
モチベーションが保てない時は
- 新し言語を勉強する
- プログラミングをやめる
この2つをすることで解決をすることが多いです。それぞれについて解説していきます。
新しい言語を勉強する
一つ目の方法は、「新しい言語を勉強する」という方法です。
なぜ新しい言語を勉強するといいのか?
その理由は、新しい言語を学ぶことでリフレッシュした気持ちでプログラミングをすることができるからです。
また、新しい言語を文法から改めて学ぶことで勉強が進んでいる感覚を得ることができるからです。
例えば、学校の試験勉強で、数学の難しい問題が全く解けない時に、気持ちを切り替えて簡単な問題を解いたり、得意な科目の勉強をしたりした経験はありませんか?
今回の新しい言語を学ぶという行為はこれに近いものがあります。
モチベーションが保てない原因は前に進んでいない、成長できていないという気持ちによるものです。
つまり、どんな形であれ前に進んでいるという気持ちを得ることができれば、モチベーションを回復することができるのです。
そして、そのために一番簡単な方法が他の言語を勉強することになります。
これまで学んだことは無駄になるのか?
他の言語の勉強をしたら、これまで勉強したことが無駄にならないんですか?
そんなことはないので安心して大丈夫ですよ!
他の言語を勉強すると、これまで学んだことが無駄になると思うかもしれませんがそんなことはありません。
プログラマーとして仕事をするには、2つ、3つの言語を使えることが重要になります。
使える言語は多ければ多いほど仕事の選択肢も広がります。そのため、新しい言語を勉強し直したとしても、これまで学んだことが無駄になるわけではありません。
■ プログラミング言語は似ている部分も多い
また、プログラミング言語は、全てが全く違う物ではなく、似ている部分も多くあります。
つまり、2つめ3つめの言語は比較的簡単に覚えることができるので、習得スピードも早く、モチベーションをアップさせる効果も期待できます。
プログラミング言語は一つをマスターしてからでないと次の言語を学べないというルールはありません。壁にぶつかり挫折しそうになってしまったら、その時は気分転換に他の言語を勉強してみましょう。
補足:関連性が高い言語を学ぶとより効果的
他の言語を勉強する時は、全く違うジャンルの言語よりも、挫折した言語に関連性が高い言語を選ぶ方が効果的です。
理由としては、関連する言語を学ぶことで、仕事をする時により自分の価値を高めることができるからです。
例えば、RubyでWEBアプリの開発をして挫折した場合は、
- PHPを学んでWEBアプリを作る
- JavaScriptを学んでWEBデザインを勉強する
というように関連性が高い言語を学んだ方が効果的です。
こうすることで、WEB系のプログラマーとしての知識の幅を広げることができ、仕事を選ぶときの幅を広げることができます。
■ 関連性が高い言語を学べば既存の問題が解決できることもある
さらに、関連性が高い言語で学ぶことで挫折した原因を解決できることもあります。
例えば、WEBアプリを作る場合、RubyでもPHPでも、仕組みとしては共通の部分も多々あります。
もしRubyとPHPで全く同じ内容のWEBアプリを作ったとして、Rubyは途中でバグが出て動かなくなった、でもPHPでは問題なく動作した、となれば、何が原因で問題が起こったのかを解くヒントになりますよね。
さらに問題が発生してWEBで解決方法を検索をする場合においても、RubyとPHPでは検索結果が変わってきます。
そのため、同じような問題に対して違う回答を得ることができます。ここに大きなヒントが隠れている可能性もあるのです。
このように新しい言語を学ぶとモチベーションを保つだけでなく、それ以外にも色々なメリットがあります。
そのため、挫折しそうな場合は新しい言語を学ぶことも検討してみてください。
プログラミングをやめる
どうしてもモチベーションが続かない時の二つ目の対処法は、一度プログラミングを止めることです。ちょっと荒療法になりますが、これも効果的な方法です。
なぜ止めてしまうと良いのか?その理由は、あなたが本当にプログラミングが好きかどうか分かるからです。
もしあなたがプログラミングを通じて本当に達成したい目標があるならば、例え一度プログラミングを止めたとしても必ずもう一度やりたくなります。
例えば、ゲームを作りたいと思ってプログラミングを始め、途中で挫折してしまった場合、もし本当に作りたいゲームがあるならば、ふとした瞬間にまたゲームを作りたいと思うはずです。そうなった時にまたプログラミングの勉強を再開をすればいいのです。
もしゲームを作りたい気持ちが戻らなければ、あなたは一時的な気持ちでプログラミングを勉強したかっただけということになります。
その状態でプログラマーの仕事に就いても仕事が辛いと感じるだけなので、その場合は止めてしまった方が良い選択ということになります。
この考え方は「挫折するヤツは諦めろ」という厳しい意見にを聞こえるかもしれませんが、そうではありません。
プログラマーは突発的な残業などが起こりやすい仕事です。もしプログラミングを楽しめないようであれば、この先、プログラマーになっても精神的に辛いと感じてしまう可能性があります。そうなってしまったらあなたのためにも良くないですよね。
この先、あなたがプログラマーとして活躍するためには、プログラミングを楽しむことが一番重要です。その気持ちを確かめるためにも、挫折しそうになったら一度止めてみるという方法は効果的です。
プログラミングを止めたら勉強したことを忘れる?
一度止めてしまったらこれまで勉強したこと忘れてしまいそうですよね?
少しは忘れると思いますけど、復習すればすぐに思い出せるから大丈夫ですよ!
プログラミングを止めてしまうと、これまで覚えたことを忘れてしまうのではないかと不安になると思いますが、そこまで気にする必要はありません。
一度学習したことは、初めて勉強する場合に比べて圧倒的に早く学習することができます。さらに復習の場合、新しい気づきを得ることもできるので、より学習効果が高まることも期待できます。
もちろん挫折することなくプログラミングを続けるのが一番ですが、どうしてもモチベーションが続かない時は止めてしまうことも一つの方法になります。
まとめ
それでは最後にまとめになります。
- プログラミングで挫折しないためには検索力が必要
- Webサイトの記事は専門用語で書かれている
- 専門用語で検索をすると問題が解決できる
- どうしても問題が解決できないなら、他力で解決するのも検討する
- プログラミングで挫折するのはモチベーションが保てないから
- モチベーションが保てない時は新しい言語を勉強する
- モチベーションが保てない時は、一度プログラミングを止めて自分の気持ちを確かめてみる
少し長くなりましたが、以上になります。
プログラマーは挫折率が圧倒的に高く、約9割の人が挫折するとも言われています。
なぜこんなに挫折率が高いのかというと、独学をする人が圧倒的に多いからです。独学は孤独との戦いです。それが挫折の大きな原因になっています。
今、あなたが挫折しそうになっているのは、あなたの能力が低いからではなく、プログラミングを学習する環境を考えたら当たり前なのです。
プログラマーはみんな挫折を経験している!
挫折をしそう、もう止めたいという感情が湧いてくると自分を否定したくなります。
でも、そんな必要はありません。
あなたは全然普通です。挫折をしそうになっているのは、今のプログラミングの学習環境を考えたら当たり前です。
何も気にすることはないし、恥じる必要はありません。
今、実際に現場で活躍をしているプログラマーは、ほとんどの人が挫折を経験しています。しかも、挫折の回数も1回とは限りません。私も数えきれないくらい挫折を経験しています。
みんな挫折しても諦めずに勉強をしました。だからプログラマーになれたのです。
プログラミングが好きかどうかが大事!
挫折しても諦めずに学ぶ一番のコツはプログラミングが好きかどうかです。
そして、プログラミングを好きなれるかどうかはプログラミングを楽しめるかどうかです。
プログラミングで挫折しないためには、とにかく楽しむことが一番です。
独学による勉強は辛いことも多いですが、
- 分からないことを解決すること
- エラーを解決すること
- 目標に向かって勉強すること
この3つを楽しむことができれば挫折とは無縁になることができます。
もしこの挫折を乗り越えることができれば、数年後、あなたは凄腕のプログラマーになっていると思いますよ!
がんばってくださいね!