プログラミングを始めたいけど、まずは何からすればいいの?
今回は、そんなあなたのために、プログラミングをやるときにまず何から始めたら良いのかについてお話していきます!
やりたいこと別の開発言語や開発ツールについても解説しています。
読んだあとにはきっと何をすればいいか分かるので、最後まで読んでみてくださいね!
何から始めればいいか分からない時の3ステップ
プログラミングを始めたいんだけど、何から始めたらいいのかな…
初めての場合は何から始めたらいいか分からないですよね。
そういう場合は、この3ステップで考えてみるといいですよ!
- 目標を決める!
- 開発方法を調べる!
- プログラミング言語を少し勉強をして楽しいか調べる!
それぞれ詳しく話していきますね。
1.目標を決める!
まず最初は「目標を決める!」ことです!これが一番大事ですので詳しくお話していきます!
目標かぁ…特にないなぁ。
なんで目標がそんなに大事なんですか?
目標を決めないとやるべきことが決まらないからですよ。
これは例えるなら登山と一緒です。
目標が地元の小さな山に登る場合と富士山に登る場合では必要な物や準備期間が異なりますよね。
富士山に登るなら登山用の靴や服も必要になるし、それに向けてのトレーニングも必要になります。
このように目標が決まるとそれに向けてやるべきことや必要な物、必要な期間が分かります。
今回の場合なら、目標を決めれば、それに向けて学ぶ言語や開発ツールも分かるし、目標を達成するためにスクールに通うべきか、独学で学ぶのかを判断することでもできます。
補足:開発ツールって何?
開発ツールって何ですか?
開発ツールっていうのは、プログラミングを楽にしてくれるソフトウェアのことですよ。
例えば仕事の資料作成や大学のレポートを書く時、手書きだと大変なのでWord、Excel、Googleドキュメントなどのソフトウェアを使いますよね。
それと同じで、プログラミングをする時も楽に開発をするために専用のソフトウェアを使います。
開発ツールによってもプログラミングの難しさが変わるので、言語の難易度と同じくらい開発ツールの難易度は重要なんですよ。
繰り返しになりますが、まずは目標の設定が大事です。
プログラミングを覚えて何を作りたいかハッキリさせよう!
目標を決める時の注意点!
目標はできるだけ具体的な内容にしましょう。理由は具体的な内容の方がゴールがイメージしやすいからです。
学生がプログラミングを学んだ理由を調査すると
- エンジニアになりたいから
- なんとなく興味があったから
という理由が一番多いようです。
僕と一緒だ…
なんか安心したよ…
プログラミングを始める動機としては「エンジニアになりたい」でも十分ですが、目標が「エンジニアになりたい」の場合、就職をしたらそれで満足をしてしまいそうですよね。
目標を決める時は、エンジニアになった先に何をしたいのか、どんなことを達成したいのかを具体的に思い描くことが大事です。
具体的な目標があると学習する時のモチベーションを維持しやすくなるので挫折をする可能性が減りますよ!
例えば「SNSで話題になるような有名なゲームを作りたい」というようにできるだけ具体的な目標にした方がゴールが分かりやすくなります。
「リモートワークがしたい」は要注意!
転職でプログラマーを目指す人の中には「リモートワークがしたいから」、「年収1000万円稼げるから」という動機をよく聞きますが、これは要注意です!
理由はプログラミングが主の目標になっていないからです。これは言うなら「モテたいからギターを覚えたい」と言っているのと同じです。
この場合、「モテたい」が主であって「ギターを覚えたい」はおまけですよね。
プログラミングが主の目標になっていないとすぐに飽きたり、壁に当たった時にモチベーションを保つのが難しくなってしまいます。
仮に年収1000万円、リモートワークで仕事ができたとしても、プログラミングという仕事が楽しくなければ毎日が辛い生活になってしまいます。
リモートワークや年収を目的にプログラマーを目指そうとしているのなら、仕事としてのプログラミングが楽しめるかもきちんと考えてみてくださいね。
目標が見つけられない時の対処法
目標って考えても全然見つからないね。
そうだよね…
目標は無理やり見つけるものじゃないからね
目標を見つけるいい方法ってないんですか?
心から達成したい目標が見つからないなら、まず仮の目標を立ててみてはどうですか?この3つの方法で探してみてください!
- 興味から探す
- 仕事の需要から探す
- 自分のスキルから探す
仮の目標で構わないので気軽に考えてみてくださいね。
1.興味から探す
まず最初は自分の興味から目標を考えてみましょう!
例えば、もしあなたがゲームに興味があるならゲーム作成を目標にしてみるのは一つの方法です。
他には野球が好きなら、スコアブックのアプリを作ることを目標にしたり、ナンバーズに興味があるなら、過去のデータから次の番号を予想するアプリを作ることを目標にしたり、考えると色々出てくると思います。
興味から目標を立てるメリットとデメリット
興味があることから目標を考えるメリットは、楽しみながら学ぶことができる点です。
完成形もイメージしやすいので、目標に近づいていることを感じながら学ぶことができます。
デメリットは、趣味の側面が強いので直接仕事に活かせる機会が少ないことです。
それでもプログラミングの基礎は学ぶことはできるので、「1年以内にプログラミングを習得したい!」というような時間の縛りが無い場合や、とりあえずプログラミングをやってみたいという場合はこの方法で目標を立てるのがオススメです。
2.仕事の需要から探す
目標を見つける2つ目の方法は、仕事の需要から探す方法です。
ネットや雑誌の求人情報からプログラミングの仕事を探し、興味があることについて学ぶことを目標にします。
例えばクラウドソーシングや転職、就職サイトの求人情報で探すと分かりやすいですよ!
クラウドソーシング?
クラウドソーシングって言うのは、簡単に言うとネットで仕事を頼んだり受けたりできるサービスですよ。クラウドワークスとかランサーズが有名ですね!
仕事の需要から目標を立てるメリットとデメリット
仕事の需要から目標を探すメリットは、学ぶことがそのまま仕事に直結することです。
逆にデメリットは、選んだ内容が必ずしも興味が湧くとは限らないことです。
仕事の需要から目標を探す時の注意点
仕事の需要から目標を探すときは、色々な媒体から仕事を探すようにしてください。
例えば、クラウドソーシングやフリーランス系サイトから仕事を探すと圧倒的にWEBプログラマーの需要が多くなっています。
でも、就職や転職サイトから探すと車や家電など、WEB関連以外のプログラムの求人もたくさんあります。
偏った媒体でのみ調べると需要を間違える可能性もあるので注意が必要です。
仕事の内容を見ても分からない時はキーワードから推測する
求人情報の内容って、見ても何をする仕事かイマイチ分からないですよね…
そういう時はキーワードから推測するといいですよ!
求人情報を見ても仕事内容が分からない時はキーワードから仕事内容を推測してみましょう!
例えば、言語や開発ツール名が書いてある場合はそこから内容を推測します。
Python | WEBアプリ、情報処理 |
Ruby | WEBアプリ |
JavaScript | WEBアプリ、ゲーム |
C言語 | 組み込み系(車やIot等) |
C# | ゲーム、Windowsアプリ |
Java | スマホアプリ、その他いろいろ |
他にはこのようなキーワードでも仕事の内容を推測できます。
フロントエンド バックエンド |
WEBアプリ開発 |
LAMP AWS SQL |
WEBアプリ関連 |
Unity Unreal Engine Cocos2dx |
ゲーム開発 |
アミューズメント機器 | パチンコ パチスロ ゲームセンターのゲームなど |
最初は分からないと思いますがネットでキーワードを検索しながらやってみてください。
例えばAWSが分からない場合は「AWSとは」と検索すると何をするためのものか教えてくれます。(または、ChatGPTで質問するという検索方法も良いと思います)
用語を覚えるだけでもプログラマーとしてのスキルアップにつながるし、プログラマーの仕事内容が分かれば、そこからやりたいことが見つかる可能性もあります。ぜひチャレンジしてみてください!
自分のスキルから探す
最後は自分のスキルから目標を探すという方法です。
これは学生なら自分の専攻、社会人なら今の仕事の問題点や不便な点をプログラミングで解決することを目標にする方法です。
例えば、営業の仕事をしているなら、今、使っている受注システムを改善することを目標にするとか顧客を管理するアプリを作るなどです。
自分のスキルから目標を立てるメリットとデメリット
この方法のメリットはプログラミングを学ぶことで今の本業のスキルもアップできることです。
例えば、営業のツールを作って仕事が効率化できたら自分の評価も上がりますよね!
仕事で何かのツールを作る場合は「仕事でプログラミングをして何かを作った」という職務経歴が付くこともメリットになります。
プログラマーでない人が職務経歴を得るのはとても大変です。そのため、この点はとても大きなメリットになります。
自分のスキルから目標を探すデメリットは、規模が大きな物になりすぎて実現が難しくなる可能性があることです。
そのため、初めは小規模な物を作ることを目標にすることが大事になります。
自然に湧き上がる目標を大事にしよう!
以上3つが目標が見つからなかった時の探し方になります。
もし目標が見つからないならここで挙げた方法を参考にして目標を考えてみてください。
最後に補足ですが、本来、目標というものは何かの拍子に自然と湧き上がってくるものです。
なので、もしプログラミングを勉強しているうちにあなたが本心からやりたいことが出てきたら目標をそちらに切り替えてください。
目標は変えてもいいってこと?
勉強してから見つかる目標もあるからね!目標は何回変えても大丈夫だよ!
この3つの方法を使って立てた目標が本当に実現したい目標になればいいのですが、そうでない場合は本当にやりたいことが見つかるまでの仮の目標という位置づけで大丈夫です。
やりたいことをやる、作りたい物を作るというのが一番の上達への近道です。
自分の気持ちを大切にして本当に実現したい目標を見つけてくださいね!
2.開発方法を調べる!
やりたいことが明確になったら、次は開発方法を調べましょう。
開発方法とは具体的にはプログラミング言語と開発ツールのことです。
あなたの作りたい物は「どんなプログラミング言語と開発ツールを使えば作れるのか」、これについて調べていきます。
開発方法はGoogleで調べると分かります。
例えば、スマホゲームを作りたいなら「プログラミング スマホゲーム作成」と検索するだけです。
これによって開発方法が分かります。
開発方法は複数ある
あれっ?調べたら開発方法が何個も出てきたよ…
ほんとだね!選び方ってあるんですか?
一番使われている方法を選ぶといいですよ!
どんなものを作るにしても開発方法は色々あります。
例えばスマホゲームを作る場合、
言語 | 開発ツール |
C# | Unity |
C++ | Unreal Engine |
C++ or JavaScript | Cocos2dx |
というように色々な方法があります。
開発方法の選び方は?
開発方法の選び方としとは、初めてなら一番使われている方法を選ぶようにしましょう。
理由は使われている開発方法はネット上に情報も多く、仕事の案件も多いことが期待できるからです。
なんでたくさんの開発方法があるんですか?迷っちゃいますよね…
色々な会社が便利な開発ツールを作っているからね!その結果かな…
開発方法はそれぞれに優れた点や利用するメリット、デメリットがあるので、どれが一番良いとは一概に言えませんが、一番使われている方法は一番学びやすく使いやすい方法と言えます。
そういう点から考えてもまず最初は一番使われている開発方法を選ぶべきです。
一番使われている開発方法の見分け方は?
一番使われている開発方法ってどうやって見分けるんですか?
ネット記事や本、あとは仕事の需要を見てみると分かるよ。
一番使われている開発方法を調べるにはこの3つで調べます。
- ネット検索
- 本
- 仕事の需要
まずはネット検索ですが、例えば「ゲーム 作り方」と調べて上位の何記事か読むとよく使われる開発方法が分かります。
あとはアマゾンや本屋で本も検索してみてください。
よく使われる開発方法は参考書がたくさんあります。
よく使われる開発方法は仕事の需要もあります。
そのため、クラウドソーシングなどで仕事を検索すると、利用頻度の高い開発方法を知ることができます。
将来的に仕事としてプログラミングをしたいなら、仕事の需要も考慮して開発方法を選ぶと良いですよ!
※初めての場合、調べるのが大変だと思うので、後から作りたい物別のよく使われる開発方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
3.プログラミング言語を少し勉強して楽しいか調べる
開発方法を調べたら最後は実際にプログラミングをしてみましょう。
プログラミングをする時はスマホやタブレットよりもパソコンがオススメです。
うちのパソコンは性能が良くないんだけど開発できるのかなぁ…
それならまずはProgate(プロゲート)というサイトを使って勉強するといいですよ。
プロゲートはWEBブラウザ上でプログラミングの勉強ができるサイトです。
開発用のパソコンがなくてもプログラミングの勉強ができますよ。
プロゲートはかなり初心者向けのサイトなので初めてでも安心して使えます。かわいいキャラクターの説明を見ながら勉強ができて、レクチャーを進めるたびにレベルが上がるので楽しくプログラミングを覚えることができますよ。
利用料は無料と有料があり、ユーザー登録をすれば無料のコースを受講することができます。有料コースも月額1000円程度なので、始めは無料コースを受講して、もっと勉強したいと思ったら有料コースを受けてみると良いと思います。
こちらがProgateの画面イメージです(https://prog-8.com/)。
わたしも最初はプロゲートで勉強したよ!プロゲートはスマホアプリもあるから、隙間時間でも勉強できるのがいいよね!
スマホアプリ版の場合、キーボード入力ではなくて、パズル形式になるので学習効率が少し落ちますが、それでも基礎を学ぶには十分!
家に帰ってからスマホでやったところをパソコンで復習すれば更に学習効率が上がりますよ。
プロゲートの注意点
プロゲートの注意点はどんなプログラミング言語でもあるわけではないということです。
もしプロゲートでやりたい言語が見つからない場合は、ドットインストールというサイトもオススメです(https://dotinstall.com/)。
ドットインストールはプロゲートとは違い、動画形式のプログラミング学習サイトです。
プロゲートでは扱っていない言語も扱っています。
プロゲートよりも実践的に覚えることができる学習サイトです。
ドットインストールも無料コースと有料コースがあります。
値段もプロゲートと同じく月額1000円程度です。
ドットインストールは、一回5分程度の動画形式で、実際にプログラムを書きながら解説をしてもらえます。
実践形式なのでとても分かりやすいのですが、プロゲートとは違い、自分で開発環境を作らなければいけないこと、プロゲートに比べて無料で受けれる講座がそこまで多くないのが少し難点です…
まず第一にやりたい言語を学べるかが大事ですが、それ以外で選ぶとしたら、パソコンの性能に不安があるならプロゲート、開発環境を作るところから学びたいならドットインストールが良いと思います。
もし迷う場合は、どちらも無料講座があるので、両方受講すると良いと思いますよ!
楽しいと感じることができるか?
プログラミングの勉強をしたら楽しいかどうか判断しましょう!これは直感で大丈夫です!
- 思い通りの結果が出て嬉しいか
- エラーにうんざりしないか
- もっとやりたいと思えたか
これらに対してもどう感じたか思い返してみましょう。
特に「エラーにうんざりしないか」ということはとても大事です。
プログラマーの仕事はエラー対応の連続です。エラーを直しながら完成に近づけることが楽しいと思えるようならプログラマーとしての素質ありです!
楽しい、もっとやりたいと思えたら、本格的にその言語を勉強していきましょう!
勉強を初めてしばらくすると、楽しいと感じられなくなる瞬間も出てきますが、できるようになってくるとだんだん楽しくなってきます。
プログラミングがどれくらいで楽しくなるのかはこちらの記事で詳しく書いていますので、ぜひ参考にしてください!
作りたいもの別、プログラミング言語、開発ツール一覧
ここからは作りたいもの別で必要なプログラミング言語や開発ツールを紹介します!
同じものを作るにしても開発方法はたくさんあります。
例えばAndroidアプリを作る場合、プログラミング言語はJava、C#、Ruby、Kotlinなど、色々な言語で作ることができます。
ただ、開発方法によって利用頻度に高低ががあります。ここでは一番需要が高そうな言語と開発ツールをご紹介していきます。
Windowsデスクトップアプリ
■開発言語 | オススメ度 |
C# | |
■開発ツール | オススメ度 |
Visual Studio Community |
Windowsデスクトップアプリは、パソコンで使っているアプリのことです。
例えばWordとかExcelなどのパソコンで起動するアプリケーションになります。
開発言語について
C#は初心者でも比較的覚えやすい言語です。
ネット上に情報も多いので、分からないことがあっても比較的簡単に問題が解決できます。
C#はWindowsデスクトップアプリの開発以外でも使われている需要の高い言語です。
開発ツールについて
Windowsデスクトップアプリは、Visual Studio Community をインストールすれば、すぐに開発を始められます。
言語によっては、開発環境の構築が難しいものもあるのですが、C#はかなり簡単にセットアップできるので初心者の方にもオススメです。
ただし、Visual Studio Community はインストールに数時間必要になるのと、動かすのにそこそこ性能が高いパソコンが必要です。
家電量販店で売っているようなパソコンではなく、ネットの専門店で売っているような開発用パソコンで開発するのがオススメです。
パソコンの選び方はこちらのページで詳しく解説をしています。ぜひ参考にしてください。
Androidアプリ
■開発言語 | |
Java | |
■開発ツール | |
Android Studio |
AndroidアプリはAndroidのスマホやタブレットで動作するアプリです。
日本のスマホやタブレットは、iPhone以外はほぼAndroidと考えて問題ありません。
なので、Androidアプリとは、iPhone以外のスマホやタブレットで動くアプリという認識で大丈夫です。
言語について
Javaは習得難易度は高めです。
書き方はC#に似ている部分も多いですが、C#よりも複雑な書き方ができるので、初めてプログラミングをする人には難しいと思います。
ただ、JavaはAndroidアプリの開発以外でも需要がある言語なので覚えて損はない言語です!
開発ツールについて
AndroidアプリはAndroid Studioをインストールするだけでは作れません。
他にもいろいろとインストールをして、さらに複雑な設定をたくさんしないといけません。
また、開発ツールのバージョンによるエラーが出ることも多いので、開発ツールの習得難易度は高めです。
Android Studioも含めてAndroidの開発環境は動作が重たいので快適に開発するにはそこそこ性能が高いパソコンが必要になります。
iPhoneアプリ
■開発言語 | |
Swift | |
■開発ツール | |
XCode |
iPhoneアプリはiPhoneやiPadなどで動作するアプリです。
開発にはMacBookなどのMacのパソコンが必要です。
もしMacのパソコンを持っていないのであれば、それを買うところからのスタートになるので、金銭面のハードルが高くなります。
日本ではiPhoneのシェアがものすごく高いので、スマホアプリを作るならiPhoneアプリを作った方が使ってもらえる可能性は高くなります。
言語について
iPhoneアプリの開発はSwiftという言語を使います。
これもAndroidと同じで初めての人には難しいと思います。
開発ツール
XCodeはiPhoneアプリのレイアウトを作ったりと、iPhoneアプリの開発を支援するツールです。Android 開発の Android Studio と同じ位置づけになります。
スマホゲーム
■開発言語 | |
C# | |
■開発ツール | |
Unity |
ここでいうスマホゲームとはAndroid、iPhoneのどちらでも動くゲームになります。
Unityというツールを使うとAndroidとiPhone、どちらでも動くゲームが作れます。
ただ、iPhoneで公開したいならMacのパソコンで作らないといけません。
言語について
Unityで使う言語はC#かJavaScriptになりますが、C#の方が主流です。
C#は情報量も多く、比較的覚えやすい言語なので初心者の方にもオススメです。
開発ツールについて
Unityは簡単にゲームを作ることができるツールです。
インストールも簡単で操作も楽しく、ネットの情報も多いので初心者の方にもオススメです。
ただ、Unityはかなり高機能なので使いこなそうと思うとかなり学習をしないといけません。
あと、Unityを快適に動作させるためには3Dゲームが快適に動くくらい性能が良いパソコンが必要になります。
お金の面では初心者向きではないかもしれません。
もしお金の面で心配があり、それでもゲームを作りたいなら、後ほど解説をするブラウザゲームをまず試してみるといいですよ!
WEBアプリ
■開発言語 | |
Ruby, HTML, CSS | |
■開発ツール | |
Ruby on Rails |
WEBアプリとは、WEBサービスなどのことです。
例えばtwitterとかfacebookなどがそれにあたります。
言語について
WEBアプリの開発にはHTML、CSS、Rubyという3つの言語を覚える必要があります。
よく初心者はRubyを勉強して簡単なWEBアプリを作ろうと言われますが、個人的な意見を言えば、いきなりWEBアプリの作成はオススメできません。
理由はHTML、CSSという言語も一緒に覚えないといけないからです。
HTMLとCSS自体の難易度は高くないですが、複数の言語を勉強しないといけないので初心者の方の難易度は高いと思います。
開発ツールについて
Ruby でWEBアプリを作るときは、Ruby on Railsというツールを使うのが一般的です。
これは使いこなせると簡単にWEBアプリを作れるのですが、プログラミング初心者向きのツールではないと思います。
理由は、開発の工程でコマンド入力(黒い画面に文字を打ち込んでEnter)を何回もしないといけないからです。(以下の動画がコマンド入力の例になります。)
この黒い画面に文字を入れてENTER、その時に出力される文字を確認する、という作業はプログラミングの初心者向けではありません。
なので、初心者にはオススメはできないということになります。
ただ、Rubyは仕事の需要がたくさんあるので、使いこなせたら仕事探しは楽になると思いますよ。
■開発言語 | |
Python, HTML, CSS | |
■開発ツール | |
Django |
WEBアプリはDjango(ジャンゴ)というツールを使って開発をすることもできます。
例えば、YouTubeはDjangoで作られていると言われています。
言語について
Djangoは HTML、CSS、Pythonを使って開発をします。
PythonはWEBアプリ以外でも機械学習やAIなどの開発用途があります。
最近、特に需要が高まっているので、覚えておいて損はない言語です。
ただ、WEBアプリを作るにはHTMLとCSSという言語の知識も必要です。
それぞれの言語の難易度は高くないですが、複数の言語を覚えないといけないので、初心者の方の難易度は高いと思います。
開発ツールについて
DjangoはWEBアプリを簡単に作るためのツールです。
使いこなせると簡単にWEBアプリが作れます。
ただ、これもRuby on Rails同様に開発の工程でコマンド入力(黒い画面に文字を入れてEnter)という作業が何回も発生します。
そのため、個人的な意見を言うと、初心者向けではないかなと思います。
ブラウザゲーム
■開発言語 | |
JavaScript, HTML | |
■開発ツール | |
WEBブラウザ Visual Studio Code |
ブラウザゲームというのは、WEBブラウザ(ChromeやMicrosoft Edgeなど)で動くゲームのことです。
言語について
ブラウザゲームはJavaScriptを使って開発することができます。
JavaScriptでブラウザゲームも作るには、HTMLも必要ですが、HTMLはぼぼ覚えなくて大丈夫です。
JavaScriptは習得難易度も低いし、ブラウザゲーム以外でも多く使われる言語なので、仕事の需要もあります。
開発を始めるのに高性能PCも必要なく、PCさえあれば今すぐ始められる言語なので。
初めての人には一番オススメです。
開発ツールについて
開発ツールはVisual Studio Codeと書いていますが、こちらは無くても開発が可能です。
使うとより効率よく開発ができます。
Visual Studio Codeは設定が少し難しいですが、ネットに情報も多いのでブラウザゲームは初心者でも開発がしやすいと思います。
ロボット作成
■開発言語 | |
C言語 または Python | |
■開発ツール | |
RasberryPI |
ロボットなどを自作して、それをプログラミングを使って動かします。
一番有名なものだとRasberryPI(ラズベリーパイ)という超安価な小型PCがあります。
一つ6000円くらいで買うことができます。RasberryPIを使ってスマートホームや自作ロボットを作ることも可能です。
言語について
ラズベリーパイはC言語やPythonで制御することができます。
C言語は文法自体は複雑ではないのですが、メモリ管理やアドレスといったハードウェアに関する知識が必要になります。
そのため難しい言われています。
ラズベリーパイはPythonでも動かすことができるので、C言語が使えなくても扱うことが可能です。
開発ツールについて
ラズベリーパイは動かすまではとても大変です。
コマンド入力(黒い画面に文字を打ち込んでEnter)という作業が主になってきます。
なので初心者にはオススメできません。
もし初心者がラズベリーパイをやるのであれば、使い慣れた人やハードウェアの知識がある人に聞きながら学んだ方が良いです。
そうしないと初心者はほぼ確実に挫折すると思います。
結局どれがオススメなの?
多すぎてどれがいいか分からないね…
やっぱり需要がある言語の方がいいよ!
そうですね!でも、需要があっても難しすぎたら挫折してしまうのでバランスが大事ですね。
私個人の意見を言えば、JavaScriptでブラウザゲームがオススメです!
理由としては
- 高性能のパソコンが不要
- WEBブラウザがあればすぐ始められる
- JavaScriptの習得難易度が低い
- 仕事の需要もある
というように良いことが多いからです。
ネット上の情報も豊富にあります。
YouTubeでJavaScriptとWEBブラウザを使ってゲーム作りを教えている方もいるので参考にするといいですよ。
もちろんブラウザゲームを作りたくないのに無理して選択する必要はありませんが、プログラミングをやってみたいけど、作りたい目標が見つけられずに困っているならばまずはJavaScriptから試してみるのがオススメです。
まとめ
かなり長くなってしまいすみません。
最後にまとめになります。
- 何から始めればよいか分からない時は、まずは目標をハッキリさせよう!
- やりたいことを達成するのに必要な言語や開発ツールを調べよう!
- 学習サイトでお試しで学習する。楽しかったら本格的に勉強をしよう!
- やりたいことが見つからない時はJavaScriptでブラウザゲームの作成がオススメ!
何からすればいいか分からないということは、作りたいものが決まっていないのだと思います。
なので、とにかくまずは作りたいものを探すことが大事です。
作りたいものが分かれば自然とやるべきことが見えてくるはずです。
全くの未経験だとどんな言語を学ぶべきか迷うと思います。
選択を間違えて無駄な勉強はしたくありませんからね。
でも、プログラミング言語はそれぞれ違いがありますが、似ている部分も多いので勉強したことが完全に無駄になるということはありませんので安心してください。
分からなくて迷っている方が時間の無駄ですからね。
少しでも興味をもったらそれを作ってみてください。
飽きたり他の物が作りたくなったら乗り移っても大丈夫です。そうやって色々と試しているうちに技術力も付くし、本当にやりたいことも見つかると思いますよ。