プログラミングスクールは入った方がいいの?入らない方がいいの?
プログラミングをやろうとと思うけど、プログラミングスクールに入るべきか分からない…こんな疑問をお持ちではないでしょうか?
今回は、
プログラミングスクールに通うべきか?
この判断をお助けするために、通うべき人2選と通うべきでない人2選をご紹介したいと思います。
後半では、プログラミングスクールの選び方についても書いているのでぜひ最後まで読んでください。
あなたはプログラミングスクールに入るべきか?
プログラミングスクールに入ろうか迷っているんですけど、入った方がいいんですか?
それは人によりますね。入った方がいい人もいるので、ご紹介しますね。
まず始めに結論になりますが、プログラミングスクールに通った方がいい人は
- 20代中盤から30代前半でプログラマーへ転職したい人
- プログラミングの独学で挫折した経験がある人
この2つに当てはまる人になります。
反対に入るべきでない人は
- 10代後半~20代前半、新卒の対象になる人
- プログラミングスクールに入ればプログラミングを教えてもらえると思っている人
これに当てはまる人になります。
プログラミングスクールに入った方がいい人2選
それではまずは、プログラミングスクールに入った方がいい人の理由をご説明していきます。
20代中盤から30代前半でプログラマーへ転職したい人
20代中盤から30代前半でプログラマーへ転職したい人がプログラミングスクールへ通った方が良い理由は、転職までに時間を掛けることができないからです。
プログラマーに限らず、異業種への転職はとても難しく、特に30代以降は年々ハードルが高くなっていきます。
20代中盤から30代前半という年齢は、まだ異業種への転職はできるけど残り時間が少なくなっている年代です。
そのため、プログラマーを目指すなら時間をかけずに勉強して、いち早く転職をすることが大事になります。
そのため、何かとメリットが多いプログラミングスクールを利用した方が良いことになります。
プログラミングスクールのメリットとは?
プログラミングスクールのメリットって何なんですか?
色々ありますけど、代表的なものをご紹介しますね!
プログラミングスクールのメリットは、
- 必要な情報が提供されている
- 学習効率が上がる
- 転職サポートがある
この3つになります。
転職サポートの有無は学校によりますが、転職サポートがある場合はプログラミングスクールに通う大きなメリットになります。
それではそれぞれのメリットをもう少し詳しくご紹介します。
■ 必要な情報が提供されている
プログラミングスクールは、勉強の手順や開発環境の作り方など、プログラミングを学ぶのに必要な情報が一通り提供されています。
これらの情報は、一人で調べると時間が掛かってしまいますが、情報を提供されることで余分なことを自力で調べる必要が無く、独学よりもスムーズにプログラミングの学習に移ることができます。
■ 学習効率が上がる
プログラミングスクールを使うと、先生に質問ができるため学習効率が上がります。
20代中盤から30代前半でプログラマーへの転職を目指す場合、多くの人は働きながらプログラミングの勉強をすることになります。
そうすると、平日で勉強に充てれる時間は約2時間、長くても4時間くらいになると思います。
2時間も取れれば十分じゃないんですか?
実はそうでもないんですよ…
この、1日2時間という学習時間は、一見、十分に感じるかもしれませんが、実際は、1日2時間では思うほど勉強が進みません。
理由は、プログラミングの勉強は分からないことやエラーの連続だからです。
これは独学をすると分かるのですが、1日2時間では下手をしたら、何かを調べたり、エラーの解決策を探すだけで終わってしまいます。
前日に発生したエラーが解決できず、一行もコードを書かずにその日の勉強が終わる、ということも珍しくありません。
問題を自力で解決する力はプログラマーに求められる技術ですが、プログラミング未経験からの独学では問題を一人で解くのは大変です。
そこで大事になるのが質問ができる環境です。
数学の勉強でもそうですが、まずは先生に問題の解き方を教わりますよね。
これと同じで、プログラミングも、まずは問題の解決法を教えてもらった方が学習効率が上がります。
何を勉強するにしてもそうですが、上達するには必ず先生が必要です。
野球やサッカーなどのスポーツ、囲碁や将棋でも指導者に教えてもらうことで早く上達できるし、正しいフォームも身に付きます。
プログラミングも同じです。
上達スピードを上げるためには誰かに教わるのが一番です。
先程もお話した通り、20代中盤から30代前半の場合、転職までに時間を掛けることができません。
そのため、時間を買う意味でもプログラミングスクールはを利用することは有効な手段になります。
■ 転職サポート
プログラミングスクールを使うもう1つのメリットは転職サポートです。私の考えでは、これがプログラミングスクールに通う一番のメリットだと思います。
転職サポートは、全てのプログラミングスクールにあるわけではありませんが、付属していればとても大きなメリットになります。
未経験からプログラマーになる場合、「ポートフォリオ」と呼ばれる技術力を証明する制作物が必要です。
独学の場合、ポートフォリオの作成方法から転職活動まで全て一人で行わないといけません。しかし、プログラミングスクールの場合は、ポートフォリオの作成も転職活動もサポートしてくれます。
プログラミングスクールが薦める就職先については賛否両論ありますが、個人で探すよりは確実にプログラマーへ転職できる可能性は高くなります。
そのため、20代中盤から30代前半で異業種への転職が厳しくなってきた頃であれば、プログラミングスクールにサポートをしてもらうことでプログラマーになれる確率が格段に上がります。
プログラミングの独学で挫折した人
プログラミングスクールを使った方が良い人の2人目はプログラミングの独学で挫折をした経験がある人です。
独学で挫折をした経験がある人にプログラミングスクールを薦める理由は、プログラミングスクールは挫折しにくい環境を整えているからです。
プログラミングで挫折する原因の多くは、
- エラーが解決できない
- 質問する環境がない
- 仲間がいない
これらになります。
プログラミングの勉強をしているとエラーで先に進めないことはよくあります。
特に何かアプリを作る段階になるとコードを書く時間よりもエラー対応の時間の方が長いと言っても言い過ぎではありません。
そして、独学ではエラーがどうしても解決できないこともよくあり、それによりモチベーションが下がって挫折してしまいます。
それなら質問サイトで質問すればいいんじゃないですか?
中には気が引けてできない人もいるんですよ!
ネット上には質問サイトがあり、そこで質問をすることで問題が解決できるという意見もあります。
しかし、質問サイトに質問するのは気が引けるという人もたくさんいます。
実際に私もそのタイプで、質問すると「ググれ」など、辛辣な返答を返されたり、怒られるのではないかと考えてしまうのです。
そういう人にとっては、気軽に質問ができるプログラミングスクールはとても有効です。
プログラミングスクールであれば、ネット上の質問サイトよりも発言に対して秩序が保たれているし、質問しても講師が教えてくれるので安心感があります。
個別レッスンを受けるのであれば、顔の知れた講師が教えてくれるので更に聞きやすいですよね。
また、スクールによってはコミュニティもあり、そこで同じように学ぶ仲間と繋がることもできます。
実際に私もプログラミングを始めた頃は、一緒に勉強する仲間がいなくて孤独を感じていました。
同じレベルの仲間同士がいるだけでもモチベーションを維持できるし、仲間がいることで良い意味で諦めることができない環境になります。
このように、プログラミングスクールは独学よりも挫折しにくい環境が整っているのです。
そのため、過去に
- エラーが原因で挫折をした
- 孤独すぎて続かなかった
という原因でプログラミングを諦めたのであれば、プログラミングスクールを利用すると今度は挫折せずにプログラマーになれるかもしれません。
まとめ
- 20代中盤や30代前半で異業種から転職を目指す人
- プログラミングの独学で挫折した経験がある人
このような人はプログラミングスクールに通った方が良いです。
ただ、プログラミングスクールは「スクール」と言っても、自主的に勉強することが求められます。
そのため、なんとなく勉強してみたい、とか、入ればなんとかなると思っている人には向きません。
もしあなたがここに挙げた条件に該当するのであれば、無料体験や無料カウンセリングを受けて、プログラミングスクールが自分に合うのか確認してみると良いと思います。
- プログラマーになりたいという強い意志がある人
- 自分から進んで勉強ができる人
あなたがこれに当てはまるのであれば、プログラミングスクールに入っても満足する結果が得られるはずです。
プログラミングスクールに入るべきでない人
それでは次はプログラミングスクールに入るべきでない人
- 10代後半~20代前半、新卒の対象になる人
- プログラミングスクールに入ればプログラミングを教えてもらえると思っている人
これらの理由についてご紹介します。
10代後半~20代前半、新卒の対象になる人
10代後半~20代前半の新卒対象の人はプログラミングスクールに入るべきではありません。
理由としては、この年代であればプログラミングスクールよりも、専門学校に通った方がいいからです。
プログラミングスクールは短期間でプログラミングの技術を習得するためのサービスです。
スクールと言っていますが、先生が常に付いているわけではなく自主的に勉強をするのが基本です。
一方、専門学校は学校なので、高校や大学などと同じように先生が授業を行ってくれます。期間も2年~4年と長期になるし学習に対して強制力もあります。
就職の面でも専門学校で学んだ実務経験が無い学生はプログラマーとして多くの企業に入社しています。
値段はプログラミングスクールよりも高額になってしまいますが、確実性を考えると10代後半~20代前半であれば専門学校に通った方がプログラマーになれる確率は高くなります。
プログラミングスクールに入ればプログラミングを教えてもらえると思っている人
プログラミングスクールに入れば、プログラミングを教えてもらえると思っている人もプログラミングスクールに入るべきではありません。
プログラミングスクールに入ればなんとかなる、つまり、プログラミングスクールに行き、言われたことさえやっていればプログラマーになれると思っている人もプログラミングスクールに入るべきではありません。
理由としては、プログラミングスクールは自主的な勉強をサポートするサービスだからです。
プログラミングスクールは勉強のサポートをしてくれるサービス
プログラミングスクールは、1から10まで全てを教えてくれる場所ではありません。
プログラミングスクールはプログラミングの勉強をサポートしてくれるサービスです。
そのため、自分から積極的に学ぼうとする姿勢が必要になります。
プログラミングスクールに入れば、先生が学習を管理してくれて、自動でプログラミングができるようになると誤解している人もいますが、実はそうではありません。
- 学習カリキュラム
- 教材
- 質問できる環境
これらを与えてくれますが、あくまで自主的な勉強がメインになります。
そのため、自分から学ぶ姿勢がない人はプログラミングスクールに行っても結局、勉強せずに挫折してしまうことになります。
プログラミングスクールの失敗しない選び方
それでは次はプログラミングスクールの失敗しない選び方についてご紹介します。
手順としては、
- 目的を決める
- プログラミングスクールの無料カウンセリングを受けてみる
- 独学ができそうか判断する
- 最適なプログラミングスクールを選ぶ
という手順になります。
1. 目的を決める
プログラミングスクールを選ぶ前に、まずはプログラミングを学ぶ上での目標を明確にしましょう。
目標の決め方は以下の記事で詳しく解説しています!
目標を明確にする理由は、
- 学ぶべき言語が分かる
- モチベーションを維持することができる
という二つのメリットがあるからです。
1. 学ぶべき言語が分かる
学習するべきプログラミング言語は作りたい物によって変わります。
例えばゲームを作りたいのに、WEBアプリを開発する言語を学んでは、いつまで経っても目標が達成できませんよね。
このように目標を決めることは間違った選択をしないためにも重要です。
2. モチベーションを維持することができる
目標を決めることでゴールまでの道筋が分かり、勉強するモチベーションを維持することができます。
例えば、カナダに海外旅行に行きたい場合、その目標を達成するためには
- お金を貯める
- 英語を勉強する
という二つの行動が必要だと分かります。
目標を決めることで、今、何をするべきか分かり、ゴールまでの距離もイメージできるようになるのです。
プログラミングは9割が挫折すると言われています。それくらい挫折をしやすいので、目標をもって勉強をすることはとても重要です。
そのため、まずはプログラミングをして何を達成したいのかを明確にするようにしましょう。
◆ 目標は現実味があるものにする
最初の目標はできるだけ近くて現実味があるものに設定しましょう。
例えば、「プログラミングを勉強してドラえもんを作る」ことを目標にしていては、壮大すぎてどのように達成すればいいか分からないですよね。
目標達成までの手順が想像できなかったり、目標達成までにやることが多すぎると途中でモチベーションが下がってしまい、それが挫折に繋がってしまいます。
そのため、1年後に「プログラマーとして就職をする」というように、現実味のある目標を設定することをオススメします。
2. プログラミングスクールの無料カウンセリングを受けてみる
目標が決まったら、次はプログラミングスクールの無料カウンセリングを受けてみましょう。
無料カウンセリングというとちょっと不安もありますね…
自分で調べたらダメなんですか?
それもいいですけど、カウンセリングを受けた方が質問できるので詳しく内容を知ることができますね!
カウンセリングと言うと勧誘されそうで怖いですよね…
そうですね…
でもその場合、強引な勧誘するスクールは逆にダメだと判断できますね。
無料カウンセリングを受ける理由は、
- 学ぶべき言語
- プログラミングスクールで学べる内容
この2つを知るためです。
1. 学ぶべき言語
目標が決めた後に無料カウンセリングを受ければ、自分に一番最適な言語を教えてもらうことができます。
例えば、WEBアプリを開発するにしても、言語としてはRubyとPHP、2つの選択肢があります。WEB開発について全く無知なら、どちらを選択するべきか判断できないですよね。
カウンセリングを受けると、
- 言語の特徴
- その言語を使ってできること
- 言語の習得難易度
- 仕事の需要
- 将来性
などを教えてもらうことができるため、これらの情報を総合的に判断した上で学習する言語を選ぶことできるようになります。
プログラミングスクールで学べる内容
無料カウンセリングをすると、プログラミングスクールで学べる内容を詳しく知ることができます。
学べる内容を知れば、独学でもいいのかプログラミングスクールを使った方がいいのか判断することができます。
受講を検討しているプログラミングスクールが、あなたの目標的達成に最適な手段か判断するためにも無料カウンセリングは有効です。
3. 独学できるか検討する
無料カウンセリングでプログラミングスクールの内容を知ったら、次は独学とどちらが良いのか検討しましょう。
プログラミングは時間さえあれば独学も可能です。学習内容が分からない状態であれば独学とスクールのどちらが良いか判断するのは難しいですが、無料カウンセリングを受けた後であれば判断も可能になるはずです。
値段と時間を天秤にかけて、どちらが最適な手段なのかを検討してみてください。
独学できること、できないことについては、こちらの記事でまとめています。よかったら参考にしてください。
もし独学の方が自分には向いていると感じたら、ここまでで手順は終了になります。
4. 最適なプログラミングスクールを選ぶ
プログラミングスクールの方が自分には向いていると思ったら、次は最適なプログラミングスクールを選びましょう。
選ぶ時は値段だけでなく、学習内容や学校のコンセプトを調べることも大事です。
プログラミングスクールは、言語の勉強をするだけではありません。
例えば、
- 問題解決力を付けることを重視したスクール
- 現場で役立つ技術を重視したスクール
- 良質なポートフォリオを作れるスクール
- 基礎的なこと中心に学ぶスクール
など、内容はスクールにより全然違います。
学校のコンセプトが自分に合っていないと、内容に対して不満を抱いてしまう原因になります。公式サイトで調べたり、無料体験などを利用して自分に合ったプログラミングスクールを見つけてください。
まとめ
それではまとめになります。
- 20代中盤から後半でプログラマーに転職をしたいならプログラミングスクールに入った方が良い
- 独学で挫折をした人はプログラミングスクールに入った方が良い
- プログラミングスクールはプログラミングを教えてもらう場所ではない
- プログラミングスクールを選ぶ前にまずはプログラミングをする目的をきめよう
- 有益な情報がもらえるので、無料カウンセリングは一度受けてみると良い
- プログラミングスクールはそれぞれで特徴が違う
- プログラミングスクールは料金が高いので、無料体験などを利用して納得いくまで調べる
私の考えでは、20代中盤から30代前半で本気でプログラマーを目指すのであれば、プログラミングスクールに入った方が良いと思います。
理由はこれまでもお話した通り時間が無いからです。
私自身、30代の後半でWEBプログラマーを目指して転職に失敗した経験があります。
私の場合は年齢の都合上、明らかに時間切れでしたが、あなたがまだ30代前半よりも低い年齢であれば可能性は十分にあります。
仕事が忙しくて勉強ができず、結果として転職が叶わなければ後悔をしかねません。
プログラミングスクールを積極的に薦めるとあまり良い気分はされないかもしれませんが、プログラミングスクールを使った方が独学よりもプログラマーに転職できる可能性は確実に高いです。
そのため、一度、無料カウンセリングを使ってプログラミングスクールがどんなものかだけでも調べてみてください。
その結果、独学を選ぶのであればそれで良いと思います。
ただ、何も行動を起こさずに独学を選び、時間切れになってしまっては後から絶対に後悔をします。
私も30代の前半の時、将来について何も考えずに過ごして、今、少し後悔をしています。
あなたはそんなことにならないように気を付けてくださいね。
あなたが最良の選択ができることを願っています!