プログラミングの勉強を始めたけどイマイチ楽しいと感じれない…
これはプログラミングを始めたばかりの頃によくある悩みです。
今回はそんな悩みを解決するために、プログラミングが楽しくなるまでどれくらい必要についてお話します!
プログラミングの楽しさや楽しくするためのコツについても書いているので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
プログラミングが楽しくなるまでは約3ヶ月!
プログラミングを始めて1ヶ月以上だけど、楽しいって思えません…
いつになったら楽しくなるんですか?
私も最初楽しかったけど、途中から飽きちゃった覚えがあるよ…
でも、いつからか楽しくなったなぁ…
プログラミングが楽しくなるまでの期間は人によって変わりますが、独学でも1日1〜2時間くらいの勉強を3ヶ月もがんばれば楽しくなってくると思いますよ。
なぜ3ヶ月と言えるのか?まずは3ヶ月の内訳を見てください。
1ヶ月目:文法を学ぶ
2ヵ月目:動画や本を真似て実際にアプリやゲームを作ってみる
3ヵ月目:自分で簡単なアプリやゲームを作ってみる
プログラミングは自分で自由にアプリやゲームを作れるようになると楽しくなってきます。
この流れで3ヶ月くらい勉強するとアプリやゲームを形にできるので楽しくなってくるということです。
それではこの3ヶ月について詳しく話していきます!
1ヶ月目:文法を学ぶ
文法を一ヵ月で習得は無理ですよ…
もう1ヶ月以上、文法の勉強してるけど、全然できるようになりません…
そうですよね。
どんなに簡単な言語でも1ヶ月で文法を覚えて使いこなすのは難しいですよね。
文法を勉強すると言うと、全てを学ばないといけないと思ってしまいますが、そんなことはありません。
文法は初めから全部覚える必要はなく、最初は基礎的な部分だけ覚えておけば大丈夫です。
プログラムは色々な書き方ができます。
文法をマスターすると効率の良い書き方やキレイなプログラムコードが書けますが、最初はそんなことを意識する必要はありません。
難しい部分やよく分からない部分は飛ばして大丈夫なので、まず最初は
- 代入
- 計算
- 条件分岐
- 繰り返し
といったプログラミングの基礎だけをしっかりと身に付けることに重点を置きましょう。
全部覚えなくていいんだ!それなら自分でもできそうだよ!
赤ちゃんは実践しながら言葉を覚える!
赤ちゃんは文法をマスターしてから喋るわけではありません。少しでも喋れるようになったら、今ある知識を駆使して必死に喋ろうとします。それにより、すごいスピードで喋り方を覚えていきます。
あなたのプログラミングの勉強もこれと一緒です。最初から文法をマスターする必要はなく、ちょっとプログラムが書けるようになったらあとはアプリやゲームを作りながら実践形式で文法を覚えていけばいいのです。
- 文法は全部覚える必要はない
- 最初は代入、計算、条件分岐、繰り返しなど基礎的な文法を中心に覚える。
2ヵ月目:動画や本を真似て実際にアプリやゲームを作ってみる
文法の基礎的な部分を学んだら、次はYouTubeの動画解説や本を真似して実際にアプリやゲームを作ってみましょう。これにより
- アプリやゲームの作り方
- 開発ツールの使い方
- よく使う文法(覚えるべき文法)
が分かるようになります。
動画も本もいっぱいありますよね。
どんなものを参考にすればいいんですか?
最初は新しくて初心者向けの物を選びましょう。
教材は、できるだけ新しく、初心者向けのものを選びましょう。
最初のうちは完成までに時間が掛かるものや難易度が高そうなものは避けてください。
理由としては、
- 完成前に飽きてしまう
- エラーで挫折する
という2つの問題点があるからです。
1.完成前に飽きる
プログラミングの醍醐味は自分で作ることです。そのため、真似をしてプログラムを書いているだけではすぐに飽きてしまいます。
つまり、完成まで時間が必要なものは完成前に飽きてしまうということです。そのため、この段階ではできるだけ簡単に作れるものを選んでください。
簡単に作れたら勉強にならないんじゃないですか?
目的が文法を覚えることではないから簡単な方がいいんですよ。
YouTubeや本を使ってアプリやゲームを作る目的は文法を覚えるためではありません。ツールの使い方や開発手順を覚えことになります。
そのため、内容は完成前に飽きないように簡単に完成できるものを選ぶようにしてください。
2.エラーで挫折する
プログラミング言語や開発ツールは常に更新されています。
特にWEBアプリの開発で使われる新しいプログラミング言語は更新が早いです。
古い教材を参考にして開発をすると、開発途中でバージョンが原因のエラーが出て完成できないことがあります。
エラーが解消できないことはプログラミングで挫折する原因のトップ3に入ります。
思わぬエラーで挫折をすることが無いように、参考にする教材は極力新しいものを選びましょう。
言語や使っているツールのバージョンを確認して可能な限り合わせるようにすると良いですよ!
- 真似して作る時は、新しく初心者向けの教材を使う
- ツールの使い方、開発手順を覚えることを重視する
3ヵ月目:自分で簡単なアプリやゲームを作ってみる
YouTubeや本で開発手順や開発ツールの使い方をある程度学んだら、最後は自分の力でアプリやゲームを作ってみましょう!
この時の注意点は、とにかく「簡単な物」を作ることです。理由としては、複雑なアプリは作る時間が長くなるし、エラーで挫折する可能性が高くなるからです。
最初に開発するのにオススメの物は?
作るのにオススメのものってありますか?
PCアプリなら電卓、ゲームならブロック崩し、WEBアプリなら掲示板がオススメですよ。
初めて開発をする時は以下の物がオススメです。
PCアプリ | 電卓 |
ゲーム | ブロック崩し |
WEBアプリ | 掲示板 |
■ 電卓
パソコンアプリの開発をするなら、最初は電卓の作成がオススメです。
電卓は基本的な仕組みは単純だけど、作ってみるとほどよく壁にぶつかります。難易度も高くないし少ない制作時間で完成できるので最初に作るPCアプリとしては最適です。
■ ブロック崩し
ゲームを作るなら最初はブロック崩しがオススメです。
ブロック崩しは衝突判定や入力など、ゲーム制作で必要なことを学ぶことができます。敵も動かないので比較的簡単に作成できるゲームになります。
■ 掲示板
WEBアプリを作るのであれば、最初は掲示板の作成がオススメです。
WEBアプリ委の開発はデータベースの操作が必須になってきますが、掲示板は
- 新規作成
- 読み込み
- 更新
- 削除
というデータベースの基本的な操作を覚えることができます。仕組みとしても単純なので初めてプログラムを作成する人にはオススメです。
実用的な文法を勉強する
自分で考えて開発をすることになると、作り方が分からないことがたくさん出てきます。
その時は、Googleで検索をしたり、1ヶ月や2ヶ月目の学習で使った教材を見直しながら開発をしていきましょう。
ここで学ぶ文法は実際に利用頻度が高い文法になります。開発の中で学ぶことで実用的な使い方を学ぶことができます。意味も含めて丁寧に学習しましょう。
- 最初はとにかく簡単な物を作る
- 実践の中で文法の実用的な使い方を学ぶ
補足:プログラミングを勉強する時は作品を完成させることは重要じゃない!
プログラミングを勉強する時に必要なことは「満足感」と「達成感」を感じることです。
一人で作ることで「一人で作れる」という満足感、エラーを解決することで「自力で解決できた」という達成感を感じることができ、これが楽しさに繋がっていきます!
この2つを感じることができれば、作品を完成させたかどうかは重要ではありません。途中で作るのに飽きてしまったらそこで止めてしまっても大丈夫です。
その場合、自分のレベルに合わせてまた次に作りたいものを作っていきましょう。「完成させないといけない」と自分を追い詰めてしまうのも挫折の原因になりますからね!
とにかく楽しいと思えることが大事です!
好きなものを作ることで技術も上がるし楽しさが分かります。「完成させる」ことに縛られず、「とにかく楽しくやる!」を意識してチャレンジしてみてください。
このようにして自分でアプリやゲームを作りだすとプログラミングがどんどん楽しくなってきますよ!
プログラミングの楽しさはこの4つ
プログラミングの楽しさって何なんですか?
そうですね!「満足感」「爽快感」「達成感」が味わえることかな。
プログラミングの楽しさは
- 満足感
- 爽快感
- 達成感
を味わえることです。
とは言ってもなかなかイメージできないと思うので、私がプログラミングを楽しいと感じる瞬間を4つご紹介します。
プログラミングが楽しいと感じる4つの瞬間
プログラミングが楽しいと感じる瞬間はこの4つになります。
- 自分の思い通りに制御できた時
- 美しいコードが書けた時
- 難解なバグ(不具合)の原因が特定できた時
- 感謝された時、褒められた時
それぞれについて詳しくお話します。
自分の思い通りに制御できた時
『制御できた』とは、『ゲームやアプリに搭載した機能が自分の思い通りに動いた時』ということです。
例えば、この動画を見てください。(音は出ません)
これは一見、どこにでもある入力機能ですよね。
文字をクリックすると入力可能になって、入力が終わると文字が変わる。
エクセルのセル入力などでも使われています。
実はこれは、作るとなると少し難しいです。
誰もが当たり前に使っている機能なので、アプリを作ると入れたくなるのですが、いざ搭載しようとすると難しい。
こういう機能を実現して市販されているアプリっぽく仕上がった時はとても爽快です!「自分のアプリもプロが作った物に負けてない!」という優越感を味わうことができます。
美しいプログラムコードが書けた時
プログラムは人によって書き方が全然違います。
最初は上手くかけませんが、慣れてくると、とても見やすく美しいコードが書けるようになります。
人に自信を持って見せれるプログラムが書けた瞬間はとても満足感があります。
難解なバグ(不具合)の原因が特定できた時
プログラムにバグは付き物です。
私はもう20年以上プログラマーをしていますが、それでも原因不明のバグに何日も悩まされることはたくさんあります。その時はやる気もなくなるし、投げ出したくもなります。
でも、逆にこれを解決できた瞬間はとても爽快です。
バグは、基本的に仮説と検証を繰り返して解決していくのですが、自分の仮説が正しかった時の達成感がたまらないのです!
金田一少年みたく、「そうかッ!謎は全て解けた!」と心の中で叫んでしまいます!
感謝された時、褒められた時
プログラマーの中には自分が作った製品を世の中に出す瞬間が最高の気分!という人もいますが、私としては製品を世の中に出す瞬間は全く楽しくありません。
なぜなら、バグが残ってないか不安でいっぱいだからです。
でも、それを乗り越えて、製品を使ってくれた人が感謝してくれた時の気持ちは言葉では言い表わせないような満足感があります。プログラマーをやっててよかったな、と心から思えます。
あと、自分が作ったプログラムを人から褒められた瞬間もとても満足感を感じます。
う〜ん…
全然イメージが沸かないや…
まだ始めたばかりだとこの感覚は分かりにくいですよね。
プログラミングの楽しさを例えるなら…
プログラミングの中で感じる楽しさや喜びの感覚は、例えるなら、気になる女の子のLINEをゲットしたり、その子に初めてLINEを送って良い返事が帰ってきた瞬間の喜びに似ています。
心のなかで思わず「よっしゃ〜〜!!」と叫びたくなるなりますよね(笑)
プログラミングは、そんな感覚を何度も体験させてくれます。
ものすごい自己満足、爽快感、達成感、これがプログラミングの楽しさです!
プログラミングをもっと楽しくするコツ
プログラミングを楽しくするコツってないんですか?
そうですね。「作ったアプリを公開する」など、アウトプットをするといいかもしれませんよ!
プログラミングは「作ったアプリを公開する」など、アウトプットをするともっと楽しくなります。
プログラミングの勉強は基本的に一人でやることが多いです。一人でやってももちろん楽しむことはできますが、より楽しみたいならアウトプットをして反応をもらうことでモチベーションがものすごい上がります。
身近な人の問題をプログラミングで解決してあげる!
例えば、友達や家族に困っていることを聞いて、それをプログラミングで解決してあげるというアウトプットもいいですよね!
家族や友達なら多少バグがあっても許してもらえるだろうし、使い物にならないアプリができたとしても笑い話で済ませてくれそうです!
逆にもし本当に役に立つアプリができたら感謝されるので喜ぶ顔を見てこっちも嬉しくなれそうです!
このようにして反応をもらうことができたらどんどんプログラミングが楽しくなってきますよ!
プログラミンができることはすごいこと!
プログラミングができない人からしてみたら、プログラミングが少しでもできるだけで本当にすごいことなんですよ。
簡単なものを作っただけでも「すごいね!こんなことできるんだ!」と褒めてもらえたり、「ありがとう!助かったよ!」と感謝されたりするんです。それがものすごい満足感でモチベーションに繋がります。アウトプットをするとどんどん楽しくなってくるので、恥ずかしがらずにぜひ挑戦してみてくださいね!
まとめ
それでは今回のお話のまとめです。
・プログラミングは1日2時間くらいの勉強を3ヶ月続けると楽しくなってくる!
・文法は全部覚えなくても大丈夫!ある程度覚えたらすぐに実践に移ろう!
・プログラミングは満足感、爽快感、達成感を味わえるから楽しい!
・プログラミングをもっと楽しくするにはアウトプットすることが大事!まずは家族や友達に対して何かを作ろう!
どうでしょうか?少しでも「プログラミングって楽しいかも…」と思ってもらえましたか?
なんか自分でもできそうな気がしてきたよ!
最初は分からないことが多くて大変だけどがんばってね!
アプリを作るにしてもゲームを作るにしても、もちろん最初はうまく作れません。でも、それで落ち込む必要は全くありません。みんな同じ道を辿っているんですよ!
あなただけ苦しんでいるわけではないということです!そう思えたら少しは楽になりませんか?
プログラミングができるようになるには最初は大変かもしれませんが、その後には楽しいことが待っています!今は辛いかもしれませんが、気を楽にしてプログラミングを楽しんでくださいね!